2026.08.18
陸屋根(フラット屋根)や屋上、バルコニーなど、傾斜の少ない屋根形状が存在しているお住まいにおいて、雨漏りを防ぐ要となるのが「防水工事」です。常に日光や風雨に晒されているため、定期的な点検と適切な補修を怠ると、建物内部に雨水が浸水してしまう原因になります。今回は、屋根の防水工事が必…

お客様より「共用部の床面に苔が増えて、一部で滑りやすさを感じるようになった」とのご相談を頂いたことが工事のきっかけでした。
現地点検すると、元々、通気緩衝工法のウレタン防水が施されていましたが、表面のトップコートは経年で色あせが進み、汚れも定着しやすい状態です。
お客様としては、現状に不安を抱えており、まずは現状確認と適切なメンテナンス方法を知りたいというご意向でした。
そこで、防水層を長持ちさせるには表面保護の更新が重要なため、今回はトップコート塗り替えをご提案しています。





共用部(床)は全体的に退色しており、所々に黒ずみや苔(コケ)が広がっていました。
表層の保護機能が弱まると汚れがこびり付き、見た目だけでなく滑りやすさにもつながります。
歩行頻度の高い共用部では、小さな違和感が日常の不安に直結するため、早めのメンテナンス判断が安心材料になります。
今回は防水層を守る目的が中心となるため、下地を整えたうえでトップコートを更新する方針が適していました。
フェンス際や設備が並ぶ通路状の箇所でも、床面に汚れや苔(コケ)が見られました。
こうした細長いスペースは風通しや日当たりの影響を受けやすく、湿気が残ると苔が再発する環境になりがちです。
また、共用部は居住者の方が日々通る場所なので、見た目の清潔感も大切なポイントになります。
今回のトップコートの塗り替えに際しては、端部まで確実に密着させるための下地調整が仕上がりを左右します。
まずは床面全体を高圧洗浄し、苔や付着汚れをしっかり落としていきました。
トップコートは下地への密着が要なので、汚れが残ったままだと剥がれやムラの原因になってしまいます。
水の当て方を調整しながら、歩行動線や端部も丁寧に洗い流し、塗装前の状態を整えました。
作業後は床がすっきり見えるようになっています。
次に、床面に残るツタ(蔦)の影響が出ている箇所を中心に、グラインダーを用いて表面を整えました。
植物由来の付着物は繊維や根が残りやすく、上から塗っても浮きの原因になるため、機械で確実に処理しておくことが重要です。
研磨は削りすぎても下地を傷めるため、職人が当たり具合を見ながら調整し、必要十分な範囲で仕上げていきます。
地道に見える工程ほど耐久性を左右するため、時間をかけて丁寧に進めました。
下地が整ったら、プライマーを塗布してトップコートの密着性を高めていきました。
プライマーは接着剤のような役割を担い、既存の防水層と新しい塗膜をしっかりつなぐ重要な材料です。
塗り残しが出やすい端部や入隅は特に注意し、塗りムラが起きないよう塗布量と塗り広げ方を管理しました。
共用部のように面積がある場所ほど、こうした下準備の丁寧さが仕上がりの均一感につながります。
続いて、ダイフレックスのエクセルトップを使用し、トップコートの1層目を施工しました。
この工程では、ローラーで一定の厚みを意識しながら塗り広げ、色ムラが出ないよう塗り継ぎのタイミングにも気を配っています。
共用部は日光の反射や影の出方で塗りムラが目立ちやすいので、職人の経験値がそのまま品質に表れます。
塗膜がのっていくにつれて床面が落ち着いた印象になりました。
最後に同じくエクセルトップの2層目を重ね、必要な膜厚を確保して仕上げました。
トップコートは防水層を紫外線や摩耗から守る「盾」の役割を持つため、規定の膜厚を確実に作ることが長持ちのポイントです。
2層目は仕上がりの艶感や均一性にも影響するので、ローラー目が整うよう塗布方向や重ね幅を揃えながら施工しました。
共用部が明るく清潔な印象になり、歩行時の不安も軽減される仕上がりへと整っています。
今回の柏市大島田の施工では、通気緩衝工法のウレタン防水層を活かしつつ、劣化が進んでいたトップコートを更新することで保護性能の回復を図りました。
苔の繁殖で滑りやすさが出ていた環境も、高圧洗浄と下地調整を踏まえた塗り替えにより、見た目と安心感の両面で、改善が見込める状態になっています。
共用部は居住者の方が毎日使う場所だからこそ「防水層が健全なうちに表面保護を更新する」という考え方が再発防止にもつながります。
似たような色あせや苔、滑りやすさが気になってきたら、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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