ケレン（ケレン作業）は、鉄骨階段や金属屋根などの鉄部塗装をする前に必ず行われる重要な工程です。
建築や塗装業界ではおなじみのケレンですが、実際にその意味や目的について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか？

この記事では、ケレンの基本的な意味とその必要性についてわかりやすく解説していきます(^^)/

ケレンとは？

画像は、四街道市四街道で行われた鉄骨階段の塗装におけるケレン作業の様子です！

ケレンとは、主に鉄部などの塗装を行う際、塗布面に対して行う前処理作業のことです。
この作業では鉄部に付着した錆や汚れ、古い塗膜を取り除き、塗装するために最適な状態に仕上げます。

ケレンの語源は英語の「クリーン（Clean）」と言われており、その名の通り塗布面を綺麗にする作業です。

ケレンを行う理由

ケレンの主な目的は大きく2つあります。

塗布面の整調:
　塗料を塗る前に塗布面の状態を整え、錆びや汚れ古い塗膜をきちんと取り除きます。これにより、塗料が密着しやすくなります。

塗料の付着性向上:
　金属は表面がツルツルとしているため、そのままの状態では塗料が上手く密着されません。塗布面に細かい傷（凹凸）をわざとつける事で、塗料の付着を向上させることができます。

これらの効果によって、塗装後の耐久性が格段にアップするため、ケレンは金属塗装で行われる作業の中でも非常に重要な工程と言えます。

ケレンを行わないとどうなるの？

ケレンを適切に行わずに塗装をすると、様々な問題が発生します。
まず、塗料が下地にしっかりと密着しないため、早期に塗膜が剥がれたり浮いてきたりする可能性があります。

また、錆が残ったまま塗装を行うと塗膜の下で錆が進行し、塗膜を押し上げてしまいます。
その結果、塗装の美観が損なわれるだけでなく、保護機能が低下することで早期に劣化が進んでしまうこともあります(>_<)

まとめ

ご紹介の通り、ケレン作業は塗装前に必ず行うべき重要な作業で、塗料がしっかりと密着するように表面を整えて塗膜の耐久性を高める役割を果たします。

ケレンをしっかり行うことは、塗装後の仕上がりが美しく長持ちすることに繋がります！

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