2025.04.23
庇(ひさし)は玄関や窓の上に取り付けられる小さな屋根のようなもので、雨風や日差しから住宅を保護する役割を担っています!住まいの快適さや外壁の保護にもつながる大切なパーツです(^^♪一方、庇と勘違いされやすい場所としては、屋根の一部である軒(のき)が挙げられます(>_<…

お客様より「軒天が剥がれてきているので点検してほしい」とのご相談いただいたことが、工事のきっかけでした。
現地で点検したところ、数箇所で剥がれが確認でき、築年数も約30年ということから、経年による下地の弱りや周辺部の劣化が疑われる状況です。
また、破風板や下屋根側にも塗膜の傷みが見られ、部分的な補修だけでは不安が残る状態でした。
そこで、下屋根と付帯部の部分塗装もセットでご提案し、足場を組んで施工を進める運びとなりました。





下屋根の鋼板表面は、全体的に色が褪せたような質感で、塗膜が痩せており、防水性が低下していました。
表面の保護が弱まると、雨だれや汚れが残りやすくなり、次第に劣化が進行しやすくなります。
こうした鋼板屋根は、下地を整えたうえで錆止めを効かせる塗装が重要です。
軒天の周辺では、端部のラインに傷みが出ており、破風板側も表面が荒れていました。
破風板は風雨を受けやすい位置にあるため、塗膜の保護が切れると劣化が一気に表面化しやすい部材です。
お客様としても見上げたときに傷みが目立つ場所なので、早めに整えておきたいポイントです。
庇屋根の上面は、雨だれの跡や黒ずみが見られ、塗膜の防汚性が落ちている状態でした。
周辺は壁との取り合いも近く、汚れが溜まると見栄えが悪くなるだけでなく、部材の保護性能も下がりがちです。
鉄部は特に、下地調整と錆止めの相性で持ちが変わるため、部分塗装でも工程を省かない方針で計画しました。
鋼板屋根の塗装は、まず日本ペイントのファインプライマーⅡを用いて下塗りを実施しました。
鉄部は錆が発生すると塗膜の下で進行しやすく、外観からは分かりにくいまま内部まで劣化が広がる場合があります。
そこで、職人が塗りムラが出ないようローラーの運びを調整しながら、必要な膜厚を確保していきました。
下塗りがしっかり入ることで、このあとの遮熱塗料の性能も安定し、お客様の安心感にもつながります。
下塗りの乾燥後、日本ペイントの遮熱塗料サーモアイSIで中塗りを行いました。
鋼板屋根は日射の影響を受けやすく、表面温度が上がると塗膜も劣化しやすくなるため、遮熱タイプは相性のよい選択肢です。
中塗りは「色を付ける」だけでなく、塗膜を厚くして耐久性を高める工程でもあります。
端部や山のラインは塗り残しが出やすいので、細部を丁寧に拾いながら仕上げの準備を整えました。
続いてサーモアイSIの上塗りで、塗膜の厚みと均一感を完成形へ持っていきます。
鋼板屋根は光の当たり方で塗りムラが目立ちやすい一方、均一に仕上がると清潔感が出て印象が大きく変わります。
作業中も塗料の乗り具合を見ながら、ローラー目が荒れないよう調整しているのが職人の工夫です。
仕上がりは落ち着いた艶で、部分塗装でも、きちんと整った外観となりました。
破風板は表面の劣化が進んでいたため、仕上げ塗料の前に下塗りで吸い込みや密着の差を整えます。
ここが曖昧なままだと、せっかく上塗りしても早期の剥がれにつながりかねません。
表面の状態を見ながら、塗料が効くところ・効きにくいところを均し、次工程の乗りが良くなるよう下地を作っていきました。
手間のかかる工程ですが、長持ちの差が出る部分でもあります。
破風板の仕上げは、日本ペイントのファインシリコンフレッシュを用いて中塗り・上塗りの2工程で重ねました。
破風板は紫外線と雨の影響を強く受けるため、塗膜の性能がそのまま耐久性に直結します。
塗り重ねることで膜厚が確保され、表面の荒れた印象が抑えられて、外観の印象も引き締まりました。
今回の千葉市花見川区柏井町の工事では、軒天の不具合をきっかけに、破風板と鋼板屋根の劣化まで範囲を広げて部分塗装を実施しました。
下塗りにファインプライマーⅡ、屋根の仕上げにサーモアイSI、破風板にファインシリコンフレッシュと、部位に合った材料を組み合わせ、下地づくりから塗り重ねまで基本を守った施工で耐久性の回復を図っています。
足場着工から解体まで約1週間で進め、見栄えの改善だけでなく、今後の劣化進行を抑えるメンテナンスとしても意味のある内容になりました。
軒天の剥がれや破風板の傷み、鉄部の塗膜劣化が気になったら、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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