2026.09.01
屋根の妻側(斜めになっている側面)の先端に取り付けられている破風板(はふいた)。風雨や紫外線をダイレクトに受け止める部材のため、非常に傷みやすい場所でもあります。この破風板の耐久性を劇的に向上させるメンテナンス方法として注目されているのが「破風板金巻き」です。今回は、破風板金巻き…

山武市蓮沼ロにて、劣化して一部が剥がれはじめた破風板の部分補修を行いました。
破風板は屋根の端部を守る大切な部材で、隙間ができると雨水が入り込み、腐食の進行や思わぬ二次被害につながる恐れがあります。
そこで今回は「できるだけ費用を抑えつつ、必要なところだけ直したい」というご意向に沿い、傷みの出ている下端部を切り取って交換し、最後に塗装で防水性も整える内容で対応しています。
屋根を中心に外装全体のリフォーム・修理を手がける街の屋根やさんとして、見た目の回復だけでなく、今後の安心につながる納まりを意識しました。





軒先まわりを見上げると、破風板の端部に剥がれが生じ、内部が露出している状態でした。
表面の汚れや黒ずみも確認でき、雨水の影響を受けやすい位置で劣化が進んでいます。
こうした隙間は風でさらにめくれ、放置すると傷みが広がりやすい点が気になるところです。
まずは傷みの範囲を見極め、最小限の交換で納められるかを判断しました。
別の角度では、破風板の下端が裂けるように欠け、段差ができていました。
塗膜が保てなくなると水分が入りやすくなり、木部は特に劣化が加速します。
今回の不具合は下端側に集中しており、上部まで全面交換しなくても復旧できる可能性が高い状態でした。
さらに全体を引いて確認すると、角部で広い範囲がめくれ、破風板の一部が垂れ下がるような形になっていました。
端部は風雨の影響を受けやすく、わずかな剥離が進行しやすい部位です。
隙間ができたままでは、雨水だけでなく小動物の侵入なども心配になってくるため、早めの処置が安心につながります。
今回は下端の傷んだ部位を切除し、形を合わせた部材で部分交換する補修計画を固めました。
施工では、まず破風板下端の劣化部を撤去し、下地の状態を確認しました。
開口部から下地が露出しており、補修材を納めるための「受け」の形成が重要となります。
この工程では、無理な充填は後の浮きや段差につながるため、納まりを想定したうえで撤去範囲を調整していきました。
必要部のみを撤去することで、仕上がり品質に直結する下地を整えています。
次に、新しく加工した木材を既存部に合わせながら当て込み、補修部分のラインを整えました。
接合部にはボンドを用い、さらに釘で確実に固定して動きを抑える方法をとっています。
現場では、わずかな反りや寸法差が出やすいので、職人が手元で微調整しながら密着度を高めるのがポイントでした。
隙間が残ると再び雨水の通り道になり得るため、角度と当たり具合を丁寧に合わせています。
まず下塗りで木部を保護しながら塗膜の密着性を確保しました。
破風板は雨が当たりやすい位置のため、塗装は美観の回復に加え防水性の維持にも重要な工程となります。
施工時は塗りムラが出ないよう光の当たり方を確認しながら、塗料の状態を見て均一に仕上げていきます。
塗装完了により補修跡も目立ちにくくなり、全体の仕上がりが整います。
最後に上塗りを重ね、色味と艶をそろえて仕上げました。
二度塗りで塗膜厚を確保することで、耐候性の面でも有利に働きます。
仕上がりは既存部分となじみ、補修跡が分かりにくい状態まで整いました。
今回の山武市蓮沼ロでの工事は、破風板の下端で進んでいた剥がれ・欠損に対し、傷んだ範囲を見極めたうえで部分交換と塗装で復旧しました。
全交換と比べて負担を抑えながらも、隙間を塞いで雨水の入り込みを減らし、塗膜で防水性を持たせたことが大きなポイントです。
破風板は高所にあり、劣化が進んでも気づきにくい反面、めくれや落下の不安につながりやすい場所でもあります。
街の屋根やさんでは屋根を中心に住まいの外装全体のリフォーム・修理に対応しておりますので、同じように破風板の剥がれや隙間が気になったらお気軽にご相談ください。
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