2026.09.07
ぽたぽたと部屋に落ちてくる雨漏り。「何度も部分補修をしているのに雨漏りが止まらない」「天井にシミが広がってきた」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。屋根からの雨漏りを根本から解決し、お住まいの耐久性を新築同様に取り戻す最も確実な方法が屋根葺き替えリフォームです。今回は雨漏りが…

成田市本三里塚に集合住宅の社宅を所有している企業様から、「プロパンガス庫の屋根を葺き替えたい」とご相談をいただきました。
プロパンガス庫は、集合住宅で使用するプロパンガス容器を保管する場所で、火元から離して設置しなければならない決まりがある設備です。
お話を伺うと、屋根の一部が割れてしまい、風雨のタイミングで雨水が吹き込んでいるとのことでした。
ボンベは排水の良い水平な場所、または水平な台に設置することが定められているため、雨が入り続ける状態は避けたいというご要望もあり、老朽化が進んだ大波スレートを全面的に葺き替える方針となりました。





大波スレート屋根の端部で欠けが見られ、外壁のコンクリートブロックには濡れたような痕が確認できました。
屋根面には経年による汚れが広く堆積しており、築30年以上に相応の使用感が見られる状態です。
欠損部があると、吹き込みによって内部へ水が入りやすくなるため、まずは雨水が入り込む原因が屋根材の破損であることを押さえ、対策の方向性を整理しました。
屋根全体に同じ大波スレートが葺かれており、表面にはくすみや汚れが広く見られました。
留め付け部も多数確認でき、屋根材全体に経年劣化が進行していることから、部分補修よりも全面的な更新が適していると判断できる状態です。
こうした屋根は見た目以上に別箇所で割れが発生するリスクもあるため、企業様へは今後の維持管理も踏まえ、全面葺き替えのメリットをご説明しました。
軒先側からは屋根を支える鉄骨が見え、端部の納まりが把握できる状態でした。
鉄骨構造の上に大波スレートを固定する形式は、納まり自体はシンプルな一方で、屋根材側の破損が起きると吹き込みが直に影響します。
屋根は内部への漏水を防ぐ重要な役割を担うため、次の工事では下地形状を活かしつつ、新しい屋根材による固定性と止水性の向上を図る計画としました。
葺き替え工事では、まず既存の大波スレートを解体し、撤去する工程から始めました。
既存の大波スレートは製造年代によってアスベスト含有の可能性があるため、破損を抑えながら慎重に撤去を行います。
安全管理と周辺環境への配慮を徹底しながら施工を進めました。
撤去後は、新しい大波スレートを屋根面へ敷設しました。
波形材は重なり寸法や通り精度によって仕上がり品質が左右されるため、位置を調整しながら施工を進めています。
17.8㎡の屋根面積でも、一枚ごとの納まりを確認しながら丁寧に据え付けを行いました。
短工期であっても施工基準を遵守し、安定した仕上がりを確保しています。
敷設した屋根材はフックボルトで固定し、固定部にはパッキンを介して止水性を確保しました。
固定金具が屋根面から立ち上がり、座金とパッキンが密着することで、雨水の侵入を抑える納まりとなっています。
波形材は「山」と「谷」で水の流れ方が変わるため、留め付け位置や締め付け精度が施工品質に直結する重要な工程です。
室内側から見ると、フックボルトが鉄骨に引っ掛かり、屋根材を押さえている構造がよく分かります。
力の伝わり方が理にかなっており、長期間の使用に耐える固定方法です。
屋根材だけでなく、鉄骨と金具の関係がきれいに揃っていることが、施工品質を支えています。
最後に、屋根面と側面を覆うコーナー部材を取り付け、端部の保護と雨仕舞を整えていきました。
屋根は面だけきれいでも、端部の納まりが甘いと風雨の影響を受けやすくなるため、見えにくい部分の仕上げが耐久性の差につながります。
取り付け完了後は全体がすっきり締まり、プロパンガス庫としての機能も守れる状態に整いました。
成田市本三里塚のプロパンガス庫では、欠けた大波スレートからの吹き込みが懸念される状況でしたが、全面葺き替えによって屋根性能を回復できました。
新しい大波スレートを敷設し、フックボルトとパッキンで確実に固定・止水したことで、内部へ雨が入りにくい納まりへ更新しています。
工期は1日で、現場では限られたスペースの中でも職人が手順を崩さず丁寧に進め、企業様にも安心していただける工事となりました。
プロパンガス庫のような付帯建物でも屋根の不具合は安全性に関わるため、気になる割れや雨の吹き込みがあれば、お気軽にご相談ください。
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