2026.07.27
屋根瓦からスレートへの変更を検討される際、まず気になるのが費用ではないでしょうか。見た目をすっきりさせたい、建物を軽くしたい、今後のメンテナンス計画を立てたいなど、理由はさまざまです。 ただし、瓦屋根をスレート屋根へ変更する工事は、単純に新しい屋根材へ交換するだけではありません。…

お客様より「前々から雨漏りしていたけれど、最近はひどくなる一方で不安」とのご相談を受け、千葉市若葉区桜木の現場へお伺いしました。
お話を伺うと、建物は2階建てのアパートで、屋根はセメント瓦仕上げ、築年数は約50年とのことでした。
これまでも瓦の隙間に板金を差し込むなど工夫しながら凌いでこられたそうですが、いよいよ限界を感じて葺き替えを検討された流れです。
ご入居者様が2階にお住まいである点も踏まえ、安心して生活できる状態へ早めに戻す必要がありました。
そこで街の屋根やさんでは、雨漏りの原因を現地で見極めたうえで、軽量で耐久性に優れたガルバリウム鋼板屋根へ葺き替える方針をご提案しています。





屋根面の一部にはブルーシートが広く掛けられ、重しで押さえて雨水の侵入を抑えていました。
雨漏りが継続している現場では、このような養生が長引くほど「本来の排水設計ではない状態」が続き、別の箇所へ負担が回ることもあります。
屋根全体を見渡すとセメント瓦の色ムラや表面の荒れが目立ち、経年による防水力の低下が疑われました。
応急処置を重ねるより、根本から立て直す判断が必要な段階だと感じられます。
瓦の表面には苔(コケ)が点在し、素材が水を含みやすい状態になっていることが読み取れました。
セメント瓦は塗膜が防水性を担う屋根材のため、塗膜が劣化すると吸水しやすくなり、苔(コケ)や汚れが定着しやすくなります。
さらに吸水と乾燥を繰り返すことで表面の傷みが進行し、雨水の滞留や浸入リスクが高まりがちです。
見た目の問題に留まらず、雨漏りの背景として無視できないサインでした。
瓦の下から確認できた防水紙は、破れや欠損が多く、全体的にボロボロに傷んでいました。
屋根は「屋根材+防水紙」で雨水をコントロールする仕組みなので、防水紙が機能を失うと雨が建物内部へ到達しやすくなります。
築50年という年数を考えると、下葺き材の寿命としても限界に近く、部分補修では追いつきにくい状態でした。
ここまで劣化が進んでいる場合、屋根を一度リセットして下地から更新する葺き替え工事が現実的な解決策になります。
工事ではまず、既存のセメント瓦を撤去し、下地の状況が分かるところまで屋根を開放しました。
撤去後の屋根面は、古い下葺き材が広がっており、長年の負荷を受けてきた様子がうかがえます。
ここで大切なのは、上から新しい材料を重ねて隠すのではなく、傷みの原因になり得る層を取り除いて健全な構成に戻すことです。
職人も足元に気を配りながら、次の工程が確実に活きるよう丁寧に作業を進めました。
下地を整える工程として、新しい野地板を屋根全面に設置し、屋根の土台を作り直しました。
野地板は屋根材や防水紙を支える重要な部分で、ここがしっかりしていると仕上がりの安定感が大きく変わります。
面で支える構造になるため、屋根面がフラットに整い、雨仕舞の精度も上げやすくなります。
下地が整っていくと現場の空気も引き締まり、「これで安心につながる」という実感が積み上がっていきます。
野地板の上には、防水の要となるルーフィングを屋根全面に施工しました。
屋根材の下に敷く防水紙は、万一屋根材の隙間から入り込んだ雨水を受け止め、適切に排水させるための防水層です。
屋根の寿命は表面材だけでなく、この層の健全性に大きく左右されるため、均一に敷き込むことが欠かせません。
下から順に積み上げていくことで、オーナー様(お客様)にとっても「見えない部分まで直した」という安心感につながります。
防水層の上から新しい屋根材として、ガルバリウム鋼板製の金属屋根を施工し、貫板(木材)を設置しました。
金属屋根は軽量なため建物への負担を抑えやすく、築年数の経った建物にも相性が良い選択肢です。
屋根面がシャープにまとまり、これまでのセメント瓦とは印象が大きく変わる一方で、雨水処理の考え方はより合理的になります。
耐久性・耐候性にも配慮した材料なので、今後のメンテナンス計画も立てやすくなるでしょう。
屋根の頂部である棟は雨風の影響を受けやすいため、仕上げの納まりが特に重要です。
棟に沿って部材(棟板金)を施工してビス固定し、屋根面との取り合いが自然に流れるように収めていきました。
板金同士の繋ぎ目にコーキング処理した後、全体を見回し、屋根材の通りや重なりの具合を確認することで、雨水が滞留しにくい状態へ仕上げています。
工事後は屋根が引き締まり、雨の日の不安を手放せる見通しが立つ現場になりました。
千葉市若葉区桜木の築50年アパートでは、セメント瓦の吸水と防水紙の著しい劣化が重なり、雨漏りが深刻化していました。
今回の屋根葺き替え工事では、下地から順に見直し、ガルバリウム鋼板屋根へ更新することで雨漏りの根本原因を断ち、安心できる住環境へつなげています。
オーナー様からも、雨が降るたびの心配が減ったことに安堵のお声をいただき、建物管理の面でも大きな前進となりました。
似たように雨漏りが続いていたり、応急処置を繰り返して不安が残る場合は、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.