2026.07.21
「屋根塗装の見積もりを見たら『高圧洗浄』や『下処理』の項目があるけれど、塗装前にそこまで時間をかける必要はあるの?(-_-;)」実は、どんなに高価で高性能なシリコン塗料やフッ素塗料を使っても、塗る前の「下処理(下地調整)」が不十分であれば、わずか数年でペンキがバリバリと剥がれてし…

四街道市にある大型屋内施設にて、ガルバリウム鋼板の屋根外壁塗装工事を実施しました。
築約30年を経過し、「そろそろ塗り替え時期かもしれない」というタイミングでご相談をいただいた案件です。
建物は大きな破損は見当たらない一方で、表面の水弾きの低下や黒ずみが進んでおり、“傷む前に守る”ための塗装がポイントになりました。
そこで今回は、素材に合わせた下塗りの選定と、広い面積でもムラを出さない工程管理を意識して施工を進めていきます。





折板屋根の広い面で、全体的に艶が落ち、ところどころに黒ずみが見られる状態でした。
ガルバリウム鋼板は耐久性が高い反面、表面の塗膜が弱ってくると汚れが残り、水弾きの低下にもつながります。
現時点で大きな破断や欠損は確認できませんでしたが、防水というよりも防食・保護の性質が強い素材であるため、塗装により表面を整えておくことが重要です。
面積が大きい施設では、劣化が軽いうちに手を入れるほど、仕上がりの均一性も確保しやすくなります。
外壁の縦目地に沿って汚れが流れた跡があり、全体としてくすんでいました。
金属サイディングは表面が平滑なため、雨だれや排気汚れが筋状に残り、外観の劣化が目立ちやすい傾向があります。
施設の規模が大きいほど「一部の汚れ」が「全体の印象」に直結するため、洗浄と下地処理を丁寧に行う段取りが欠かせません。
お客様も外観の印象が変わる点を気にされており、塗装で清潔感を取り戻す方向で計画しました。
シャッター脇の鉄部では、錆が進行して塗膜が浮き、素地が荒れていました。
こうした部位は、塗る前の下地調整が仕上がりと耐久性を左右し、錆止めの効き方にも差が出るポイントです。
金属は一度錆が出ると広がるため、塗り替えでは「錆を止める」考え方が重要です。
今回は対象範囲を整理したうえで、塗装工程全体の中で無理なく品質管理できるよう計画を立てました。
折板屋根の塗装は、まず下塗りで土台を作る工程が重要です。
ローラーで丁寧に塗り広げ、山部・谷部の形状に沿って塗り残しが出ないよう当て方を調整しながら進めました。
使用材料はSK化研のルーフスターU系の仕様に合わせ、ガルバリウム鋼板との相性を考慮した下塗り材を前提に組み立てています。
面積が大きい分、職人が一定のリズムで塗り継ぎ線を整え、均一な膜厚を意識して施工しました。
下塗りの層を安定させたうえで、中塗りを重ねて塗膜の厚みを確保していきます。
折板は段差が連続するため、ローラーの幅や動かし方ひとつで膜厚が偏りやすく、仕上がりのムラにつながりかねません。
そこで、谷部から先に押さえて山部へ流すように塗り進め、塗料が溜まりやすい箇所も均しながら整えました。
広い屋根が少しずつ均一な色味に揃っていく様子は、施工の進行とともに仕上がりの安定感が感じられる工程です。
最終の上塗りでは、耐候性と美観を整えるため、塗り肌を均一に仕上げることが重要です。
中塗りで形成した色ムラを抑えながら、一定方向にローラー目を整えるよう施工しました。
折板屋根は光の当たり方によってムラが出やすいため、職人が立ち位置を変えながら反射を確認し、仕上がりを調整しています。
結果として、屋根全体が引き締まり、金属屋根らしい均一な艶感に仕上がりました。
外壁もガルバリウム鋼板製のため、下塗りの考え方は屋根と同様に「密着」と「防食」が中心になります。
縦ラインの凹凸に沿ってローラーを当て、溝の奥まで塗料が届くよう力加減を調整しながら塗布しました。
外壁は視線に近い分、仕上がりの均一さが印象を左右しやすい部位です。
下塗りの時点でムラを残さないことで、この後の中塗り・上塗りがスムーズに仕上がり、完成後の清潔感にも直結します。
下塗りの上に中塗り、さらに上塗りを重ね、二層で仕上げの表情を作っていきます。
縦目地の陰影が出やすい外壁形状のため、塗り残しがないかを確認しながら、一定のピッチで塗り進めました。
塗り重ねが進むにつれて表面の輝きが整い、くすみが解消されていく様子が確認できる工程となりました。
四街道市の大型屋内施設にて、築30年のガルバリウム鋼板屋根・外壁を塗装し、艶引けや黒ずみが目立っていた外観をすっきりと整えました。
大きなダメージが出る前に手を入れたことで、下地の状態を活かしながら塗膜の形成ができ、金属面の保護性能も確保されています。
広い面積でもムラが生じないよう、職人が塗り進め方や確認角度を調整しながら施工を行い、完成後は建物全体の印象が引き締まりました。
屋根や外壁に汚れの付着や黒ずみ、艶引けなどが見られる場合は、劣化の進行が考えられるため、早めの点検が推奨されます。
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