2026.07.02
外壁や窓まわりをじっくり見てみると、目地や隙間にゴムのような素材が埋め込まれていることに気づくかと思います。この部分は「シーリング」や「コーキング」と呼ばれており、お家を長持ちさせるためにものすごく重要な役割を担っている部材です。普段はあまり目立たない部分ですが、お家の寿命を左右…

今回ご相談くださったのは、千葉市若葉区桜木在住のお客様です。
状況を伺うと、お住まいは築15年で、これまで目立ったトラブルはなかったものの、ある大雨をきっかけに3階天井から雨漏りが発生したとお話しくださいました。
日常生活の中で天井のシミや水滴に気づくと、「構造まで傷んでいないか」と不安が大きくなりやすいものです。
点検と見積りをご希望とのことで、原因箇所を絞り込み、必要な工事だけを選べるよう丁寧に確認していく流れになりました。
雨漏りは入口が小さくても内部では広がりやすく、特にパラペット上端の納まりは要注意ポイントです。
街の屋根やさんでは、屋根を中心に外装全体まで視野に入れ、症状に合った修理方法をわかりやすくご提案しています。





パラペットの天端は、全体的にざらつきや汚れの付着が目立つ状態でした。
上部は風雨や紫外線の影響を直接受けるため、表面が荒れてくると水が滞留しやすくなります。
さらに、釘頭のような突起も確認でき、周辺に微細なすき間ができると浸水のきっかけになり得ます。
雨漏りの原因調査では、こうした「水がとどまる条件」が揃っていないかを一つずつ拾い上げることが重要です。
天端の端部では、層状に見える部分にすき間が生じ、浮きがあるように確認できました。
端部は特に水が回り込みやすいのに加え、わずかな浮きでも毛細管現象のように水が引き込まれる場合があります。
見た目の破損が小さくても、内部に入り込めるルートができていると雨漏りは突然始まるため、初期の違和感を見逃さない点検が欠かせません。
お客様にも状態を共有し、雨のたびに不安を抱えないよう原因と対策の方向性を整理しました。
天端の継ぎ目部分には、防水材が残っているものの劣化が進み、一直線に開きが見える状態でした。
継ぎ目は動きやすいポイントで、温度変化による伸縮が繰り返されると、充填材が硬化して割れやすくなります。
こうした開きがあると、降雨時に水が集中的に入り込みやすく、パラペット内部から雨漏りへつながるリスクが高まります。
今回はこの継ぎ目周辺の状態から、笠木として金属板金で上端を確実に覆う工事が有効と判断しました。
笠木交換工事ではまず、パラペット上部の既存部を取り外し、内部の状態を確認できるように進めました。
上端を開放すると、内部に土や汚れが溜まりやすいこともあり、次の工程を確実にするために整理しながら作業します。
高所かつ端部の作業になるため、足元を安定させつつ工具の取り回しにも気を配り、スムーズに解体が進むよう段取りを整えました。
お客様から見えにくい場所ほど、丁寧さが仕上がりの安心感につながります。
続いて、笠木を固定するための木下地として合板(野地板)を新設しました。
下地がしっかりしていないと、どれだけ良い板金を使ってもビスが効かず、将来的な浮きやすき間の原因になります。
職人が長さやラインを確認しながら、直線が通るように据え付けていくのが印象的でした。
上端は見た目以上に風の影響も受けるため、固定の効き具合は耐久性に直結します。
木下地の上から、防水紙を敷設して防水層を確保しました。
笠木は「覆って終わり」ではなく、万一板金の内部に水が回り込んだ場合でも下地に影響を与えにくい構成が大切です。
防水紙が天端全体を連続してカバーしていると、雨が降った際の安心感がまるで違います。
見えない工程ですが、雨漏り対策の要になる部分として丁寧に納めました。
笠木板金の取り付けに向け、納まりに合わせた加工と、シーリングによる要所の防水処理を行いました。
板金は硬い素材ゆえ、少しの寸法違いがすき間の原因になるため、現場の幅に合わせた調整が重要です。
シーリングもただ盛るのではなく、必要箇所に必要量を安定して充填することで、追従性と止水性のバランスが整います。
仕上げの美しさと防水性能を両立させるための、職人のひと工夫が詰まった工程でした。
最終的に笠木板金を取り付け、パラペット上端が金属でしっかり覆われた状態に仕上がりました。
継ぎ目のラインも整い、上端に雨が当たっても内部へ入り込みにくい構成へ刷新できています。
屋根面との取り合いも含めて見た目がすっきりするため、修理後は「直した感」が過度に出ず自然に馴染む点もメリットです。
工事後の状態を一緒に確認しながら、お客様にも安心していただけるよう仕上がりを共有しました。
千葉市若葉区桜木での雨漏りは、パラペット天端の劣化や継ぎ目の開きが関係しやすい状況が見られたため、笠木交換による保護を行いました。
上端を板金で連続的に覆い、下地と防水層も整えたことで、雨水の侵入リスクを大きく下げられています。
お客様からも「原因が分かって対策できたので気持ちが楽になった」とのお声をいただき、住まいの不安が減ったことが何よりでした。
似たように天井のシミやパラペット周りの不具合が気になる場合は、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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