
2025.05.15
雨漏りが発生したのであれば、応急処置の次に行うべきは「原因箇所の特定」です(^▽^)/ 今回は雨漏りを解消するなら絶対に欠かせない「雨漏り原因調査」について、方法や重要性をお伝えしていきたいと思います(*^^)v 雨漏り箇所特定の重要性 屋根や外壁など、住宅の構造には多くの部…

印西市木下東でここ最近の強い雨の際に雨漏りを来たしてしまったとのご相談から、先ずは無料点検調査にお伺いさせて頂きました。
2階建ての2階天井からの雨漏りでしたので、外壁等では無くやはり屋根に問題が有る事が考えられました。
小屋裏の確認を行ったところ、棟違いと呼ばれる箇所の上部からの雨漏りの形跡が見られ、まさにその直下に雨漏りを来たした箇所も連動する事から、その部位に原因が有ると想定されました。
その流れで屋根部分を確認致しましたところ、取り合い箇所の内で大きめの開口になっている箇所が有りましたので、その手当を行う事で施工提案をさせて頂き工事を進めて行く事となりました。
先ずはお客様より、「天井裏にシミが見える」とのご相談をいただき、早速、現地に伺い屋根裏(小屋裏)にて雨漏りの点検を実施しました。
画像からわかる通り、梁や野地板に明らかな雨染みの跡が確認でき、雨漏りが長期間続いていた可能性が高い状態でした。
内部からの目視確認の後、次はその直上にあたる屋外の確認を行いました。
ちょうど該当するのは屋根のケラバ部分で、そこに棟と取り合う複雑な形状の板金が見られます。
屋根材のズレや破損は一見ないように見えましたが、問題はその取り合い部分に潜んでいました。
この取り合い部分には、ケラバ板金と棟板金の交差部があり、雨水が集まりやすい構造となっています。
このような形状の箇所は、風雨が強い日や、毛細管現象によって水が内部へ侵入しやすい場所でもあります。
調査中、ケラバと棟の板金取り合い部分に隙間が存在するのを発見しました。
この隙間は構造的に内側まで貫通しており、そこから雨水が屋根内部へと浸入していたと考えられます。
画像にあるように、指差しされている箇所が実際に水の入り口と推測される部分です。
わずかな隙間ではありますが、雨水は微細な隙間からでも侵入してしまいます。
特に台風やゲリラ豪雨など強風を伴う雨の場合には、こうした小さな開口部が大きな被害に繋がることがあります。
雨漏りの原因が「ケラバ板金と棟板金の取り合い部分の隙間」であると特定できたため、当社「街の屋根やさん」では以下の対策をご提案しました。
・問題箇所への高耐久シーリング材による充填補修
・雨水が溜まりにくくするための板金形状の調整(場合によっては交換)
・必要に応じて、防水テープの併用による多層防水構造
これにより、再発防止が見込まれます。
その中で今回は様子見の観点からも、問題箇所に対するシーリング補修を行う事でお話を進めさせて頂きました。シーリング補修は一時的な処置に見えるかもしれませんが、適切な施工と耐久性の高い材料の選定により、長期的な防水効果を発揮します。
特に今回のように開口部が原因の雨漏りでは、「すき間をいかに正しく塞げるか」が解決の鍵となります。
補修作業に入る前に、既存シーリングの状態を確認しつつ、施工箇所をしっかりと養生していきます。
マスキングテープを使って周辺を保護し、施工後の見た目にも配慮します。
今回雨漏り発生原因の特定については或る程度判別出来ましたが、それ以外にもこの先原因に繋がり得る箇所は存在します。
その意味でも既存シーリングの劣化が見られる箇所は補修施工の対象とさせて頂きました。具体的にはこの様な外壁と屋根材との取り合い箇所等が挙げられます。
今回の工事では、状況に応じてシーリング材の打ち替えと増し打ちを使い分けました。
劣化が著しい箇所は古いシーリングを完全に撤去して新しく打ち直し、軽度のひび割れ部分には上から補強するように増し打ちしました。
これにより、防水性と耐久性の両立を実現しています。
すべての対象箇所に補修を行い、シーリングの打設が完了しました。
取り合い部の隙間も完全に塞がれており、今後の雨でも雨水の侵入を防ぐ強固な防水ラインが確保されました。
工事後の降雨にて確認を行った結果、雨漏りは完全に解消されました。
見えない部分の防水性が住まいの寿命を左右するため、早期発見・早期対応が重要です。
雨漏りは放っておくと建物の構造体にまで影響を及ぼす可能性があります。
今回のように、屋根と外壁の取り合い部分のシーリングの劣化が原因であっても、的確に補修することで、雨漏りの心配がなくなります。
尚、今回の雨漏り対策に伴う補修施工費用は税込60,000円でご対応させて頂きました。
私たち街の屋根やさんでは、丁寧な点検と確実な雨漏り対策補修を行っております。
雨漏りやシーリングの劣化が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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