2023.11.11
佐倉市臼井のN様。外壁の塗装工事と軒天の貼替え工事のお見積り依頼をいただきお伺いいたしました。 外壁塗装工事ですが、建物全体を調査します。そこで気になったのが瓦屋根の状態でした。 街の屋根やさん、屋根工事が専門ですが屋根の塗装をする為、塗装職人も腕のいいスタッフを揃…
今回は、千葉県印西市笠神にお住まいのお客様からご依頼をいただきました。
お客様のご自宅は築20年の瓦屋根で、訪問業者から「瓦屋根に問題がある」と指摘を受けたことが、今回のご依頼のきっかけです。
調査の結果、瓦自体に問題は見られませんでしたが、漆喰部分には経年劣化による表面の剥がれが確認されました。
幸い、急を要する危険な状態ではなかったものの、築年数を考慮すると漆喰のメンテナンスが必要な時期となります。
お客様からも漆喰のメンテナンスをご要望いただきましたので、今回は瓦屋根のメンテナンスとして漆喰詰め直し工事をご提案させていただく運びとなりました!
漆喰は、主に屋根の棟部や瓦の接合部に使用される建材で、石灰、砂、水を混ぜて作られます。
漆喰は瓦の隙間を埋め、雨水の侵入を防ぐ防水機能を持つほか、棟瓦が崩れないよう固定するという役割も果たします。
漆喰詰め直し工事は、劣化した漆喰を取り除き、新しい漆喰を追加して補修する作業です。
経年劣化や外的要因(風雨、紫外線など)によって剥がれたりひび割れたりした漆喰を修復し、瓦屋根の防水性能や固定力を回復させるために行われます。
漆喰が劣化すると、防水機能が失われ、雨水が瓦の隙間や接合部から侵入する可能性があります。
これにより屋根材の腐食や構造の損傷が進行するリスクがありますが、詰め直し工事を行うことで漆喰の機能を復旧させ、屋根の寿命を延ばすことが可能です。
調査では瓦屋根全体を詳しく調査していきます。
お客様の屋根に使われている瓦は非常に品質の良い材料で、瓦自体にズレや断線といった重大な問題は見られませんでした。
しかし、漆喰部分は経年による影響で変色や部分的な剥がれがあり、劣化の兆候が確認できました。
漆喰の経年劣化は、変色やひび割れ、剥がれといった症状がよく見られます。このまま放置すると、内部に水が浸入し、さらなる屋根の損傷に繋がる可能性があります。
大きな被害を避けるためにも、異常を感じた際には放置せず念のため専門業者へ点検を依頼することが大切です!
今回の調査結果から、屋根に大きな問題はなく危険な状態ではないことを確認できましたが、訪問業者からの指摘でお客様がご不安に思われたことは事実です。
こうした訪問業者の中には、必要以上に問題を大げさに指摘するケースや、時には虚偽の申告を行うケースもあります。
意図的に屋根を破壊する悪質な業者もいるため、屋根に上がらせることは避け、一旦はお引き取りいただいたうえ、信頼できる業者に点検を依頼するようにしてください。
ここからは、漆喰詰め直し工事の様子をご紹介していきます。
漆喰詰め直し工事では、まず劣化した既存の漆喰をしっかりと取り除き、新しい漆喰を丁寧に詰めていきます。
既存の古い漆喰を撤去してから新しい漆喰を詰めていくことで、より剥がれにくく、耐久性の高い漆喰になります。
棟瓦の接合部のシーリング補修もおこないました。
シーリングは、防水性・密閉性に優れ、建物の隙間から水が浸入しないようにするための充填剤です。
シーリングも数年で劣化が進行するため、定期的なメンテナンスが大切です。
1階の下屋根部分の漆喰も補修し、全体のチェックをおこなったら工事完了です。
漆喰は新たに黒色のものを使用したため、以前の白色から重厚感のある仕上がりになりました。
漆喰の詰め増し工事により、屋根の美観が向上するとともに、雨水などの浸入リスクを防ぐことで、屋根の耐久性を高めることができます。
漆喰は瓦屋根において屋根を長持ちさせるために欠かせない部材であり、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
また、訪問業者の指摘は全て鵜呑みにはせず、信頼できる業者による点検と適切な対応を心掛けてください。
私たち街の屋根やさんでは、無料にて屋根の調査とお見積りを実施しています。
訪問業者から指摘を受けた、漆喰が剥がれている、劣化しているように見えるという方は、ぜひお気軽にご相談ください!
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.