【漫画】屋根の頂上部（棟板金）の下地材「貫板」とは？役割や材質の違い・メンテナンス方法
2025.04.10
屋根の頂上部（棟板金）を支える「貫板（ぬきいた）」という部材をご存じでしょうか(・・?普段は屋根材に隠れて見えませんが、棟板金を固定し、雨漏りを防ぐ大切な役割を担っています！この記事では、そんな貫板の基本情報から木製と樹脂製の違い、見逃せない劣化のサインやメンテナンス方法までわか…
船橋市前貝塚町で強風被害による棟板金の剥がれが発生、火災保険を申請しての交換施工（税込264,000円）を実施
船橋市前貝塚町で春先に当該地域において発生した強風による影響で、棟板金が剥がれバタバタしてしまっているとのご相談を頂いた事が始まりです。
自然災害によるご被害ですので、ご加入されている保険会社に資料を取り寄せて、火災保険の申請が可能です。
但し、火災保険の場合承認までに時間が掛かるケースも多く、それこそ風の度にバタバタと音がする様ではお客様もお困りになる事は必定です。
その場合は保険会社に相談を行い、予め被害状況の写真を明確に残し、先付けで施工を進めて行くケースも有ります。
今回はそのような形で先行して交換施工を進めて行く事となりました。
船橋市 棟板金交換,火災保険,台風
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 棟板金交換,火災保険,台風
- 施工期間
- 交換施工1日
- 使用材料
- 棟板金：ガルバリウム鋼板（緑色） 下地材：樹脂製貫板
- 築年数
- 築30年
- 保証年数
- お付け致しておりません
- 工事費用
- 税込264,000円
加えて一部に屋根材、スレートの割れや欠損の状態も認められました。
下側の方のスレートにも塗装が施されていたので、恐らくこちらは屋根塗装をした時点からこの状況で有った事が推察されます。
棟板金交換にあたり、直下のスレートの欠損でしたので、交換も容易に出来る状況ですので、こちらも施工範囲に加えさせて頂きました。
火災保険の申請を行いつつ、応急処置は採っているもののこれだけ浮いてしまっている事から、二次災害防止の観点においても早期に交換して欲しいとの意向です。
火災保険にその旨の報告を行い、被害状況を写真等に保存して明確にしていく事で、先付けで施工を進めて行く事も一つの方法となります。
今回はその流れで棟板金の交換復旧工事を優先して取り掛からせて頂きました。
作業は既存の棟板金の撤去作業から始めます。
取り付け的には非常に緩い状態でしたので、容易に外す事が出来る状況でした。
既存の棟板金の方を剥がしてみると、案の定下地材の木製貫板が黒ずみは勿論、部分的にかなり弱ってしまって、下地としての体を為していない状態でした。
流石にこの様子では強風による影響で剥がれてしまった事も想像できました。
棟板金と貫板を全撤去した事により、同時に先程のスレート欠損部の差し替えが行えます。
2箇所ありましたので、そのいずれのスレートも交換を行わせて頂きます。
撤去したスレートがこちらです。
1枚は特に大きく割れてしまっているので、先々の不具合も考えられます。
もう1枚については比較的大きくはない割れですが、折角の機会ですからこちらも交換を行います。
棟板金交換とスレートの差し替えに当たり、準備させて頂いた材料がこちらです。
基本的には緑色の屋根でしたので、いずれも同系色の建材でご用意させて頂きました。
スレートは最上部で形状がカット加工されていたので、同じ大きさ、形に加工して交換致します。
勿論、加工していない方の屋根材は同様の規格になりますので、そのままで新しいスレート材に交換が可能です。
色は緑で同系でもやはり周りとの違いは明確です。
そこで差し替えするスレートの位置を調整し、差し替え交換した物がまとまる様に並べ替えも行いました。
そし棟板金の取り付けへと作業は推移致します。
下地材の貫板の設置となりますが、樹脂製貫板を使用して腐食防止対策を講じて参りました。
大棟部分については貫板とスレートの取り合いにもシーリングを入れておきます。
万が一隙間から入り込む水に対する浸入防止対策になります。
棟包みの板金を被せて設置を行って参ります。
棟板金どうしの重なりには、やはりシーリングを入れて棟板金を取り付けます。
固定はビス止めによる固定となりますが、パッキン付きのステンレスビスを使用して取り付けさせて頂きました。
全体その様に設置させて頂きましたので、これで作業の方も一区切りとなりました。
無事棟板金の交換復旧と、併せてスレート破損部の差し替え交換工事の方も完了です。
お客様にもようやく安心してお過ごし頂ける事と思います。
尚、今回の工事費用は上記内容で税込264,000円で施工させて頂きました。
私たち街の屋根やさんでは、自然災害に伴う修繕工事、或いはその保険申請に必要な資料の作成等も含めてご対応させて頂いております。
これから本格的な台風シーズンも到来してきますので、万が一何かお困り事が生じた際はお気軽にご相談頂ければと存じます。
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