屋根の葺き替え時期はいつ？症状とタイミングを見極めるためのポイント
2025.07.08
葺き替え工事のメリットや必要性を知っていても、「屋根の葺き替えはいつ頃行えばいいのか？」と悩まれる方は多くいらっしゃいます。屋根は日常的に目にする場所ではないため、劣化に気づかずトラブルが起きてからようやく修理やリフォームを検討するという方も少なくありません。そこで今回は街の屋根…
船橋市前原西で瓦屋根からスーパーガルテクトへの葺き替え工事で屋根を軽量化
船橋市前原西でこれまで使用されてきたセメント瓦から金属鋼板の屋根に葺き替え工事を行い、耐久性の向上と軽量化を図りたい旨のご相談を頂き無料点検調査にお伺いさせて頂きました。
やはり年数から来る劣化症状は否めず、棟の漆喰や瓦表面にもその症状が顕れております。
このまま維持していくのも一つの方法ですが、やはり長い目で見た場合新しい屋根材に葺き替えて行く事がよりコスト的にも効率化が図れます。
そして何よりも屋根の軽量化に繋がる点でもお家への重量負荷の軽減、地震や自然災害に対する対策の面でも安心できる材料となります。
船橋市 屋根葺き替え,足場,屋根材(金属)
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根葺き替え,足場,屋根材(金属)
- 施工期間
- 2週間
- 使用材料
- スーパーガルテクト アイジー工業
- 築年数
- 築35年
- 保証年数
- 施工保証10年
- 工事費用
- 税込190万円
今回のお客様のご要望は、屋根材自体を瓦から金属鋼板系の屋根に葺き替え工事を行う事で、屋根の耐久性の向上と併せて軽量化を図りたいとの意向でした。
そこでアイジー工業のSGL鋼板、スーパーガルテクトをご紹介させて頂き、お客様のご要望にも叶うと言う事で、弊社の方で施工をご担当させて頂く事となりました。
葺き替え工事の作業の始まりは既存瓦の撤去作業となります。
棟の解体と古くなった漆喰や土台も含めて解体撤去となります。
それ撤去した順に運び出し、トラックまで運搬すると言う流れで人数は勿論、役割分担とチームワークが問われる作業です。
少なくとも撤去した部分には最低限、新しい防水シートの敷設までをその日中に終えないとなりません。
人数を掛けた事とそれぞれ手際よく役割を担ってもらい、無事撤去作業を終えることが出来ました。
そのまま屋根を新設するのではなく、12㎜の構造用合板を敷設して下地の強度向上を図ります。
要は全面に野地板が増し貼りされる事でたらしい屋根材の取り付け強度の強化にも繋がる訳です。
野地板の敷設に当たっては、お住まい自体の垂木下地の有る箇所に合わせて固定してく事も重要です。
その辺りもしっかりと確認し、墨出しを行い丁寧に据え付けさせて頂きました。
野地板の増し貼り作業を終えて、防水シートの敷設作業となりますが、その前にこの軒先唐草と呼ばれる役物板金を取り付けます。
別名をスターターとも呼ばれ、このスターターの本体材を絡ませて下から順に葺いていくと言った手順となります。
そして防水シートは田島ルーフィングのPカラーEXです。
改質アスファルト素材で、耐久性も見込める防水シート、下葺き材となります。
新しく設置させて頂いた野地板下地に防水シートを全面に敷設致します。
下側の防水シートとも規定通りに重ねて水が決して入らない様貼らせて頂きました。
最終的にはこちらが全面に防水シートを敷設した状況となります。
屋根においては、先ず本体材が水を防御いたしますが、やはり少量でも水が入り込む可能性は否定出来ません。
そこから最終的に雨漏りを引き起こさない様にお住まいを守る役割をこの防水シートには課せられていると言う事です。
本体取り付けの前に面同士の窪みとなる谷の板金設置を行います。
谷も雨漏りに繋がるケースが想定されるので、この谷納めも細心の注意で設置致しました。
屋根材はスーパーガルテクト、アイジー工業の製品でSGL鋼板の位置付けとなる建材です。
マグネシウムを配合させる事で、通常のガルバリウム鋼板に勝る耐久性を有している鋼板材となります。
先程のスターター板金に絡ませて、下から順に本体材の取り付けとなります。
下から二段目と三段目には雪止め金具も取り付け、固定はステンレスビスを使用して設置を行わせて頂きました。
各面とも最上部までスーパーガルテクトの本体が葺き上がり、作業も一旦ひと区切りとなりました。
問題が無いかを確認しつつ、作業は最終段階の工程に進んで参ります。
最終段階の作業は役物である棟板金の取り付け作業です。
その下地材には樹脂製貫板のタフモックを使用して設置させて頂きました。
従来の木材に比べ、年数を経過した先でも腐食に強い事から、棟板金、或いは下地材と共に強度の維持に大いに貢献してくれる部材となります。
各隅棟板金から設置取り付けを行い、棟板金の重なる部分にはシーリングを入れておきます。
貫板についても取り付けの段階で棟板金の規格に合わせて設置している事により、納まり良く棟板金の取り付けが出来る様になります。
棟板金の仕上げに大棟の継ぎ目部分には外側にシーリングを入れて完了となります。
重なりの内側にもシーリングは入れてありますが、外側にもシーリングを打つ事で水に対して二重の防御を講じておきます。
加えて下屋根の方も有りましたので、同様に施工させて頂いております。
壁際は雨押えの板金を取り付けてこちらもシール処理で仕上げを行いました。
以上の流れをもちまして無事、屋根葺き替え工事の完了となりました。
色はSシェイドブラウンで、陽に当たる鮮やかにより綺麗に仕上がった印象です。
色についても壁とのバランスも良くお陰様でお客様にも喜んで頂けました。
棟板金や谷納めの板金処理の方も問題無く仕上げさせて頂きました。
これらの役物板金の方もスーパーガルテクト本体と同質材でSGL鋼板を使用しております。
大屋根全景としてはこちらになります。尚、今回の屋根葺き替え工事は税込190万円で施工させて頂きました。
私たち街の屋根やさんでは、今回の様な屋根葺き替え工事を始めとして、お客様のこうしたい、こう出来たらなと言うご要望に沿ったご提案と施工に努めて取り組ませて頂いております。
屋根の葺き替え工事等、大小を問わずお住まいに関わるメンテナンスをご検討されている皆様も、是非街の屋根やさんにご一報頂ければ幸いです。
