【ガルバリウム鋼板vsスレート】屋根リフォームを考えるあなたへ！ガルバリウム鋼板とスレート、どちらを選ぶべき？メリット・デメリットを徹底比較！
2025.04.28
屋根リフォームを検討していると、 「ガルバリウム鋼板とスレート、どっちがいいの？」 と迷うことはありませんか？ それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあり、選び方によって住まいの快適さや将来のメンテナンスコストにも差が出てきます。 今回は、プロの目線でガルバリウム鋼板とス…
千葉市緑区土気町でパミール屋根のカバー工事、アイジー工業のスーパーガルテクトで施工（税込140万円）致しました
千葉市緑区土気町で建てられてから15年以上過ぎている事から、屋根の全体メンテナンスを進めたいとのご相談を頂き、先ずは無料点検調査にお伺い致しました事が始まりです。
確認したところ、屋根材にはパミールをご使用されている事から、塗装によるメンテナンスは叶わない事をご説明申し上げ、金属鋼板屋根材によるカバー工事のご提案をさせて頂きました。
この様にニチハのパミールについては経年による劣化症状として、表面の捲れや或いは剥離と言った症状が進行してしまうので、下地が荒れてしまう特徴が有ります。
そうなると屋根塗装施工では持たせる事が困難ですので、一般的に屋根カバー工事か若しくは屋根葺き替えによるお手入れが選択肢となります。
千葉市緑区 屋根カバー工事,足場
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根カバー工事,足場
- 施工期間
- 2週間
- 使用材料
- アイジー工業 スーパーガルテクト Sシェイドブラウン
- 築年数
- 築18年
- 保証年数
- 施工保証10年
- 工事費用
- 税込1,400,000円
こちらが現地調査において確認させて頂いたパミール屋根の現状の表面捲れ症状となります。
ニチハのパミールは1996年から2008年までの間に製造されたスレート系の屋根材で、アスベストの使用規制に伴い一般に活用されました。
しかし年数を経過すると、この様な経年劣化症状が見られる様にメンテナンス方法において問題が生じた屋根材になります。
それはノンアスベストになった事で、従来よりも製造や施工の面では健康被害のリスクは低減したものの、反面強度の面では若干弱ってしまった事が要因の一つとなります。
更に製造段階においての問題も有って、年数の経過と共にこの様な表面剥離や捲れの症状を来たす事に繋がりました。
ですのでその事象が発覚した後、直ちに製造中止となり今では使用される事は有りません。
作業は既存の雪止め、それと棟板金の撤去作業から行います。
下地の木材製の貫板が見えてきましたが、やはり年数分の劣化症状と弱化している状況も確認出来ます。
それらの解消が図れる意味でもこのカバー工法は有効なメンテナンスに繋がる施工にないます。
更にその下地貫板の方も撤去させて頂きました。
要は突起になる役物関係部材を全撤去し、屋根をフラットにする事がカバー工事のスタートとなります。
引き続いて防水シートの敷設作業を行います。
カバー施工において使用する下葺き材は粘着式のタイプの物を使用致しますが、タジマのタディスセルフがその材料となります。
屋根全体を覆う様に余すことなく防水シートを敷設致します。
これで屋根全体が完全にカバーされ、既存屋根の上に更に防水紙と屋根材が重なり、二重構造の屋根が構築される事となります。
これが屋根カバー工法となる訳です。
そして屋根本体に使用する材料はアイジー工業製のスーパーガルテクトです。
ガルバリウム鋼板の一つ上のグレードでSGL鋼板材となり、耐久性の面でも大きく期待出来る建材です。
更に断熱材一体型でもありますので、快適性にも優れ多くのお客様の屋根工事において使用されている屋根材となります。
屋根本体葺きは軒先の唐草板金と言う役物板金の取り付けを行い、下から順に葺いて参ります。
隅棟の部分はその形状に合わせて屋根材を斜めに切り込んでカットし設置して参ります。
こちらのお客様の屋根形状は入隅となる「谷」と呼ばれる場所が存在します。
この谷納めの部分は先々の雨漏りのリスクもある場所になりますので、谷専用の役物板金を設置して、雨漏り対策にも万全を期して取り付けを行いました。
面ごとに屋根本体葺き作業も進み、徐々に屋根施工の完成形が見えてきました。
ここまで来れば作業ももう一息ですので、気を引き締めて後半の仕上げ作業に取り掛かって参ります。
スーパーガルテクトの本体葺きを終えて、仕上げ作業である棟板金の取り付けを行います。
棟板金の下地となる貫板の設置作業から進めます。
こちらが貫板下地の設置状況となります。
樹脂製貫板のタフモックを使用しておりますが、この建材の特徴としては従来の木材に比べ腐食に強い建材になります。
これも先々を見据えての部材選択と言える一つの例となります。
屋根の頂上部分には新たな換気棟を設置して、後は通常の棟板金の取り付けを行い施工の方も仕上げとなりました。
棟板金につきましても本体同質材で、全体がSGL鋼板材の屋根で構築されました。
屋根カバー工事の方も完了となりました。
色はSシェイドブラウンを使用させて頂きましたが、非常にお住まいにもマッチした良い感じの仕上がりとなりました。
勿論、各部材の取り付けの方も問題無く、無事施工の方も完了となります。
尚、今回の工事費用は税込1,400,000円でご対応させて頂きました。
私たち街の屋根やさんでは、この様にお客様の方でご使用されている建材、更にその状態、状況に応じた施工提案をさせて頂き業務を運営致しております。
屋根工事の事でしたら何でもご相談頂ければと思いますので、皆様も是非お気軽にご相談下さい。
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