
2025.08.10
屋根現地調査の様子 千葉市中央区都町にお住まいのお客様より、屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。調査の結果、屋根材には多数のひび割れや過去の補修跡が見られ、今後の耐久性に不安が残る状態でした。そこで今回は、耐候性・断熱性に優れたアイジー工業の「ガルテクト」による屋根…

近年、ノンアスベスト素材のスレート屋根にひび割れや破損が多く見受けられるようになりました。
特に2000年代に多く使用された「コロニアルNEO(ネオ)」は、経年劣化によって深刻なトラブルを引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
今回は、船橋市三山で実施した現地調査の様子とともに、コロニアルNEOに対する屋根カバー工事の重要性をご紹介いたします。
私たち「街の屋根やさん」では、船橋市三山の住宅にてスレート屋根の現地調査を行いました。
現地の屋根は、かつて多くの住宅に採用されていた「コロニアルNEO」で構成されていました。
この素材はノンアスベスト(非アスベスト)製品で、人体に害のあるアスベストを含まないという点では非常に優れています。
しかし一方で、従来のアスベスト含有スレートと比較して強度が低く、ひび割れや欠けが生じやすいという弱点を抱えています。
調査時には、コロニアルNEO特有の素材割れが複数箇所に確認されました。
ノンアスベスト材は、アスベストの繊維補強がないため強度が弱く、軽微な衝撃や温度変化で簡単にひびが入ることがあります。
このようなひび割れを放置してしまうと、そこから雨水が浸入し、雨漏りの原因になる可能性があります。
また、冬場に凍結膨張を繰り返すことで割れがさらに広がり、部分補修だけでは対処できないケースも少なくありません。
このような症状は経年による内部の脆化(ぜいか)が進行している証拠で、単なる塗装では根本的な補修にはなりません。
また、ひびが拡がることで表面の防水性も著しく低下し、カビや苔が発生する原因にもなります。
コロニアルNEOの場合、塗装による延命処置は一時的な対処にすぎず、根本的な素材の劣化には対応できません。
そのため、私たちが推奨するのは屋根カバー工事(重ね葺き工法)です。
屋根カバー工事とは、既存のスレート屋根の上から防水シートと新しい金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)を施工する方法です。
これにより、廃材の処理が少なく、工期も短く済む上、耐久性・断熱性・防水性を大幅に向上させることができます。
今回の現地調査では、コロニアルNEOによるスレート屋根の深刻なひび割れ・素材破損が確認されました。
ノンアスベスト素材は環境に配慮された優れた屋根材ではあるものの、耐久性に不安が残る点があるため、定期的な点検と早めの対策が非常に重要です。
「街の屋根やさん」では、船橋市三山をはじめとした地域で、屋根カバー工事や屋根葺き直し工事に多数の実績があります。
点検・診断は無料で対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.