建物の防水や気密性を維持するために欠かせない「シーリング」。
外壁の目地やサッシまわりの隙間を埋めることで雨水の侵入を防ぎ、建物の劣化を防止する重要な役割を果たしています！

しかし、シーリングは時間とともに劣化し、定期的なメンテナンスが必要です。
この記事ではシーリングの基本的な役割や種類、適切な補修方法について詳しく解説します！

ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/

シーリングとは？

シーリングとは建物の隙間やひび割れを埋める充填材のことで、特に外壁材の継ぎ目（目地）やサッシ・建具まわりに使用されることが多いです。
建物の防水性・気密性を確保し、雨水や風が内部に入り込むのを防ぎます。

また、地震や強風による建物の動きを吸収するクッションの役割も持ち、ひび割れや外壁材同士の衝突を防ぐ大切な機能も担っています(^^)/

シーリング材の種類と特徴

一口にシーリング材と言ってもその種類は様々で、特徴も大きく異なります。
以下は、代表的なシーリング材の種類とその用途です。

◎ 変成シリコン系
特徴：汚れに強く弾力性があり、塗装適正も高い
使用用途：外壁の目地・サッシまわり

◎ シリコン系
特徴：耐熱性・耐水性に優れるが、汚れが付きやすく塗装できない
使用用途：浴室・キッチン・洗面台などの水回り

◎ ポリサルファイド系
特徴：耐久性が高く、タイル目地の接着力に優れる
使用用途：タイル外壁の目地

◎ ポリウレタン系
特徴：塗装が可能で密着性が良いが、紫外線に弱い
使用用途：塗装仕上げの外壁部分

また、シーリング材には1液型と2液型があり、DIYでは扱いやすい1液型が良く使用されます。
反対に、大規模なリフォーム工事では、2液型が使用されることが多いです(^^)/

シーリングの寿命と劣化のサイン

画像は松戸市大橋のお住まいで調査をさせていただいた、劣化によってひび割れているシーリングです。
一般的にシーリングの耐用年数は約10年程度とされており、防水性や柔軟性が低下することで以下のような症状を発生させてしまいます(>_<)

・ひび割れや剥がれ
・弾力性の低下
・変色や汚れの付着

上記の様な症状は防水性・緩衝材としての性能低下により、雨漏り被害・外壁材のひび割れなどを引き起こします。
少しでも異常を感じたら、早目に補修を検討しましょう。

シーリングの補修方法

シーリングの補修には「打ち替え」と「増し打ち」の2つの方法があります。

◎ 打ち替え
　古いシーリング材をすべて除去して、新しいシーリング材を充填する方法

◎ 増し打ち
　既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を充填する方法

打ち替えはシーリング材を全く新しくするため、耐久性・機能性を大きく回復する事が出来ます。

一方、増し打ち工事は施工費用を抑えられる一方、根本的な解決方法とは言えません。
あくまで、応急処置的な対応として行われる事が多い施工方法です。

まとめ

シーリングは、建物の防水・気密性を確保するために欠かせない重要な施工です。

ベランダ笠木の合わさり部や屋根の棟板金など様々な場所で使用され、雨漏りや建物のダメージにつながるリスクとなります！

街の屋根やさんでは、点検・お見積りまで無料にてご対応可能です(^^♪
「シーリングが劣化しているかも…？」と気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね(^^)/