2026.10.01
屋根の葺き替えの値段は、屋根の面積や使用する屋根材、下地の劣化状況などによって変わります。既存屋根の撤去費、下地の補修費、防水紙の交換、足場の設置など、いくつもの工程が重なって総額が決まります。見積もりの見方を知っておくと、必要な工事かどうかを落ち着いて判断しやすくなります!今回…

松戸市にて、セメント瓦屋根の雨漏りをきっかけに実施した屋根葺き替え工事の事例をご紹介します。
工事では、まず雨水の侵入経路を特定し、屋根全体の防水層と下地を新しく作り直したうえで、軽量な金属屋根へと葺き替えました。
今回は見えなくなる部分の下地こそが雨漏り対策の要となるため、各工程を慎重に施工した点がポイントです。
原因調査から完工後の安心まで一貫して対応し、住まい全体の保全につなげています。





小屋裏の木部には雨水が回った形跡が見られ、薄い雨染みが広がっていました。
屋根材の表面だけでは判断が難しい雨漏りでも、屋根裏側からの確認によって「どのあたりから水が入りやすいか」を把握できます。
お客様にも状況を共有し、今後の対策を検討するうえでの材料として整理しました。
瓦屋根面全体は経年による色ムラや付着物が目立ち、劣化している状態でした。
セメント瓦は耐久性がある反面、下葺き材の寿命が先に尽きることも多く、雨漏りが発生すると表面の見た目だけでは原因の特定が難しい場面があります。
今回、屋根を軽くしたいというご要望とも合致するため、葺き替えの方向性が最適だと判断しました。
棟付近では内部の土が露出している箇所を確認し、隙間が生じていました。
棟は風雨の影響を受けやすく、わずかな崩れが雨水の侵入経路となることもあります。
部分補修も可能ではあるものの、周辺の状況を踏まえると、全体の防水計画を見直すことが適切と判断しました。
工事初日は瓦の撤去作業からスタートしていきます。
重い瓦を安全に扱うため、足場の養生や作業導線を意識しながら、撤去材を一か所に集約し、現場が乱れないよう管理しました。
職人がこまめに整理しながら進めることで、踏み抜きや転倒などのリスクも抑えられました。
葺き替えは撤去が必須となる分、ここでの段取りがその後の施工品質にも直結します。
瓦を撤去した後は、屋根全体に新しい合板(野地板)を増し張りして下地を整えました。
面がフラットになると、防水紙の密着性が高まり、仕上げ材の納まりも安定します。
次に、固定不良や浮きが出ないよう、合板の継ぎ目やビスの打ち込み位置を丁寧に揃えました。
屋根の土台を作り直す工程のため派手さはありませんが、雨漏り対策の要所であり、手を抜けない重要な工程です。
下地づくりの次は、防水紙を屋根面に敷設して、防水層を確保しました。
防水紙は最終的に屋根材の下に隠れるため目に触れませんが、万一屋根材の隙間から雨水が入り込んだ際に、室内への浸入を防ぐ重要な役割を担います。
重なり方向や立ち上げの取り方が甘いと弱点になり得るため、雨仕舞いを意識して施工し、要所の納まりを揃えました。
ここまで完了すると、工事中に天候が崩れてもリスクを抑えられる状態となり、お客様のご不安も軽減される工程となります。
防水層の上から、ニチハの横暖ルーフきわみを葺き上げました。
金属屋根は軽量で、屋根への負担を抑えやすいことが大きなメリットですが、仕上がりの美しさは通りの精度で差が出ます。
職人がラインを揃えながら葺き進めることで、屋根面に一体感が生まれ、見た目も引き締まった印象になりました。
仕上げは棟板金の設置で、貫板の上から棟板金を被せてビスで固定し、板金同士の継ぎ目はコーキング処理で雨水の侵入経路を塞ぎました。
棟は風の影響を受けやすく、固定が弱いと浮きやバタつきにつながるため、締結のピッチや端部の納まりを意識して仕上げています。
防水紙から仕上げ材まで層を重ねて止水構造を作ることで、雨漏りリスクを多重に低減できるのが葺き替えの強みです。
今回の松戸市の工事では、雨漏りの不安を解消するために横暖ルーフきわみを採用した屋根葺き替えを行い、下地の増し張りと防水紙の敷設で防水の土台も再構築しました。
軽量な金属屋根に変わったことで屋根への負担が抑えられ、屋根面もすっきりとした印象に仕上がっています。
施工中も撤去材を整理しながら安全に進めたため、お客様としても安心して見守れる現場となりました。
雨漏りは原因が複合することも多いので、同じようなお悩みがあれば街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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