一般的に「錆」は金属の弱点と言われており、特に海に近いエリアである塩害地域ではその発生リスクも大きくなります(>_<)

一方、錆びに強い金属素材として知られる「ガルバリウム鋼板」ですが、全く錆びないという訳ではありません。

塩害地域でガルバリウム鋼板を使用する場合も、錆びを防ぐメンテナンスをしっかりと行っておく必要があります。
この記事では、ガルバリウム鋼板の特徴をはじめ、塩害地域での使用における注意点やメンテナンス方法まで詳しく解説いたします(^^)/

ガルバリウム鋼板は塩害に強い？錆を防ぐメンテナンス方法やSGL鋼板を使用した屋根工事

錆に強い金属素材！ガルバリウム鋼板とは？

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55％、亜鉛43.4％、シリコン1.6％のアルミ亜鉛合金めっき鋼板で、耐食性・加工性・耐熱性に優れる素材です(^^)/
特に亜鉛による「犠牲防食機能」とアルミニウムの「不動態皮膜」による相乗効果による耐腐食性は非常に画期的で、「金属素材でありながら非常に錆に強い素材」としてリフォームの場でも非常に活躍しています(#^^#)

ただし、その一方で、ガルバリウム鋼板は完全に錆びないわけではありません！
特に、塩害の影響を受けやすい「塩害地域」での使用は、耐腐食性に優れたガルバリウム鋼板にとっても非常に過酷な環境となります。

ガルバリウム鋼板も塩害地域では油断大敵

まず、塩害とは海風や潮風に含まれる塩分が建材に付着し、金属の酸化を促進する現象です。
一般的に、海岸線から200～500メートル以内の地域は「重塩害地域」と呼ばれ、塩害を受けるリスクが非常に高くなります(>_<)

ガルバリウム鋼板は金属製でありながら錆びにくいため、塩害地域でも比較的錆の発生を抑える効果に期待できます。
しかし、だからと言って定期的なメンテナンスを行わなければ、他の金属素材同様に錆を生じさせてしまう可能性も少なくありません。

塩害地域におけるガルバリウム鋼板のメンテナンス

塩害地域でガルバリウム鋼板を使用する場合、まず重要となるのが「付着した塩分を定期的に水で洗い流すこと」です。
特に、雨がかかりにくい場所は自然に塩分の洗い流しに期待できないため、年に1～2回の洗浄を行うことをおすすめします。

また、定期的な塗装メンテナンスも非常に有効です。
景観とあわせて、塗料の保護機能を大きく回復させることが出来ます(^^♪

ガルバリウム鋼板を改良した「SGL鋼板」もおすすめ！

近年、元々錆に強いガルバリウム鋼板を改良させてパワーアップさせた「SGL鋼板」も大きな注目を集めています。
ガルバリウム鋼板のめっき組成にマグネシウムを含有させることで、ＳＧＬ鋼板はガルバリウムよりも3倍も錆に強い素材と言われています(#^^#)

塩害の恐れがある地域でも、そうした耐食性の高さは非常に大きなメリットとなります！
塩害地域はもちろん、それ以外の地域においても非常におすすめできる屋根材です。

SGL鋼板屋根材「スーパーガルテクト」を使用した屋根工事

千葉市緑区土気町で施工させて頂いた、SGL鋼板屋根材「スーパーガルテクト」を使用した屋根カバー工法によるリフォーム事例です。
既存のスレート屋根材は耐久性に欠陥を抱えた「パミール」という種類が使用されており、全体的にボロボロの状態でした(>_<)

屋根リフォームにより、景観と併せて屋根の耐久性も大きく回復した事で大変お喜びいただけました。

⇒千葉市緑区土気町のお客様よりご依頼いただいたSGL鋼板屋根材使用による屋根工事

まとめ

繰り返しとなりますが、ガルバリウム鋼板は錆に強いといっても必ず錆びない訳ではありません！
特に腐食リスクの高い塩害地域においては、塗装・塩分の洗い流しなど錆を防ぐ定期的なメンテナンスが必要不可欠です(^^)/

街の屋根やさんでは、ガルバリウム鋼板をはじめＳＧＬ鋼板やトタンなどの金属部材を取り扱ったメンテナンスも豊富です。
住宅に使用される金属素材のお困りや金属屋根材を使用したメンテナンスをご検討されている方がおられましたらぜひお気軽にご相談ください！