2026.08.19
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松戸市高塚新田にある貸家のオーナー様より、「瓦棒のトタン屋根の劣化が気になるため、一度点検してほしい」とご相談をいただいたことが、工事のきっかけです。
建物は築30年以上が経過しており、現時点では雨漏りなどの不具合は発生していないものの、錆の進行状況や塗装によるメンテナンスが可能な状態かを確認したいとのご要望でした。
鉄部は不具合が発生してから修繕を行うよりも、劣化症状が軽いうちに適切なメンテナンスを実施することで、結果的に修繕費用を抑えやすくなります。
現地調査の結果、経年劣化による色褪せや錆の発生は確認できましたが、塗装が困難となるような深刻な状況ではありませんでした。
そのため、下地処理を丁寧に行ったうえで、塗装メンテナンスを実施する方針となり、今回は弱溶剤塗料のファインシリコンフレッシュⅡを使用して施工を進めていきます。





瓦棒のラインが整っており、トタン屋根としても、大きな歪みも見られず、良好な状態を維持していました。
しかし、表面の塗膜は艶が落ち始めており、経年による防水性の低下が進行している様子が確認できます。
鉄部は、表面を保護している塗膜の性能が低下すると、雨水や結露の影響を受けて錆が急速に広がることがあるため注意が必要です。
そのため今回は、屋根全体の状態を細かく確認し、特に傷みが集中している箇所を重点的に調査しました。
屋根面の一部では、表層が剥がれるように錆が広がっている箇所が確認でき、既存塗膜の防錆性能が低下していました。
鉄部の錆は、進行すると表面が荒れ、塗料の密着性を大きく損なう原因となります。
そのため、塗装工事では施工前の下地処理が仕上がりや耐久性を大きく左右します。
現時点では、穴あきや著しい腐食といった深刻な状態には至っていませんでしたが、このまま放置すると腐食がさらに進行しやすい段階です。
そこで今回は、ケレン作業によって錆を丁寧に除去したうえで、必要な箇所にはコーキング補修を行いながら塗装を進める方針としました。
塗装作業に入る前に、まず棟部分の継ぎ目へコーキングを充填し、雨水の浸入口になりやすい箇所を先に補修しました。
継ぎ目部分は建物の動きによって負荷がかかりやすく、わずかな隙間でも風雨の吹き込みによって劣化が進行しやすい箇所です。
そのため、事前に丁寧に補修しておくことで、施工後の安心感にもつながります。
コーキング施工時には周囲をしっかり養生し、余分なはみ出しを抑えながらラインを整えることで、後工程となる塗装も美しく仕上がるよう配慮しました。
固定部については、釘頭まわりを中心にコーキング補修を行い、雨水が入り込みやすい箇所を重点的に補強しました。
釘頭部分は金属同士の取り合いとなるため、塗装だけではカバーしきれない微細な隙間が残りやすい箇所です。
そのため今回は、コーキング材でクッション性を持たせることで、塗膜のひび割れや雨水の浸入リスクを軽減できるよう施工しています。
こうした細かな補修を一つひとつ丁寧に積み重ねることが、将来的な雨漏りリスクの低減につながる大切な工程です。
下塗りには、日本ペイントのファインプライマーⅡを使用し、鉄部に必要な防錆性能の土台を形成しました。
下塗りは単に色を付ける工程ではなく、上塗り材の性能を長期間維持するための重要な基礎づくりとなります。
また、白色の下塗り材を使用することで、屋根の凹凸部分や瓦棒の立ち上がりなど、塗り残しが発生しやすい箇所も確認しやすくなり、品質管理の面でも大きなメリットがあります。
塗装工事は、各工程を丁寧に積み重ねることが耐久性につながります。
そのため、下塗りの段階でしっかり密着性を確保しておくことが、長持ちする屋根づくりに欠かせないポイントです。
中塗りからは、主材となるファインシリコンフレッシュⅡを使用し、色味と塗膜の厚みをしっかり確保していきます。
弱溶剤タイプのシリコン樹脂塗料は鉄部屋根との相性にも優れており、屋根全体を均一に保護することを目的として施工を行いました。
瓦棒屋根は、山と谷が連続する独特な形状をしているため、ローラーの動かし方にも工夫が必要です。
職人も瓦棒の立ち上がり部分と平場部分の塗り分けを意識しながら施工しており、こうした細かな作業によって仕上がりの美しさにも差が生まれます。
仕上げ工程では、同じくファインシリコンフレッシュⅡを使用して上塗りを行い、保護膜として必要な塗膜の厚みを確保しました。
塗装は1回塗りだけでは膜厚が不足しやすく、耐久性や色の均一感も安定しません。
そのため、適切に塗り重ねることで塗膜を均一に整え、屋根の保護性能を高めています。
また、重ね塗りを行うことで色味にも深みが生まれ、屋根が引き締まった印象に仕上がりました。
施工時には、塗り重ねのタイミングや塗り継ぎ跡が目立たないよう細かく調整しながら作業を進めています。
松戸市高塚新田での工事では、瓦棒トタン屋根の劣化に対し、まずコーキング補修で弱点となりやすい箇所を先に補強しました。
そのうえで、ファインプライマーⅡとファインシリコンフレッシュⅡを使用した3回塗りを行い、屋根全体の保護性能を高めています。
点検時に、屋根には錆の発生が見られましたが、穴あきや著しい腐食がない状態であれば、適切な下地処理と塗料選定によりメンテナンスが可能です。
街の屋根やさんでは、屋根工事をはじめ外装リフォームや修繕にも対応しておりますので、トタン屋根の錆や塗装時期でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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