2026.08.19
近年の夏の猛暑対策や省エネ・節電対策として、屋根リフォームで非常に高い人気を集めているのが「熱反射塗料(遮熱塗料)」です。太陽光による熱を効率よく跳ね返すことで、屋根材や室内の温度上昇を和らげてくれる頼もしい塗料です。今回は熱反射塗料の基本的な仕組みから、期待できるメリット、事前…

今回、お客様より「前回のメンテナンスから10年以上が経ち、苔が目立ってきた」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
加えて「夏場が室内まで暑い気がする」とのことで、機能面も含めて改善策を検討する流れになりました。
セメント瓦は塗膜で防水性を保つ屋根材のため、年数が経つと表面の保護が弱まり、汚れや微細な傷みが進みます。
現地調査の結果、屋根塗装が有効と判断し、遮熱タイプの日本ペイント「サーモアイSi」を用いた3回塗りをご提案しました。





瓦屋根全体を見ると、棟付近を中心に黒ずみや苔の付着が広い範囲で確認できました。
塗膜が傷んだセメント瓦は水を弾きにくくなり、表面に湿気が残るため、苔やカビが繁殖しやすい状態になります。
歩いたときの質感も乾いた屋根材の締まりが薄れ、保護機能が落ちている印象です。
ここで適切に洗浄と塗装を行うことが、傷みの進行を抑える近道になります。
瓦の表面を近くで確認すると、苔(コケ)が発生し、旧塗膜が斑状に剥がれてました。
塗膜が健全であれば汚れは流れ落ちますが、剥がれがあると水分がとどまり、汚れが定着します。
この状態を放置すると、見た目だけでなく表面の劣化も進む、まずは汚れと弱った塗膜をしっかり落として下地を整える必要がありました。
お客様にも現状を共有し、工事内容と仕上がりイメージをすり合わせていきます。
工事では、まずは高圧洗浄から開始しました。
苔や汚れが残ったまま塗ると、塗膜が下地に密着しにくく、耐久性や仕上がりに影響が出てしまいます。
職人は水圧の当て方を調整しながら、瓦の凹凸や重なり部に入り込んだ汚れを丁寧に洗い流していきました。
周囲には飛散対策の養生も施し、近隣への配慮を行いながら進めています。
洗浄後は下塗りとして、サーモアイシリーズ専用のサーモアイシーラーを塗布しました。
この下塗り作業は、傷んだ下地の吸い込みを抑え、上塗りの密着と発色を安定させるための土台づくりに当たる工程です。
屋根面が白く整うことで塗りムラのリスクも下がり、次工程の作業性が上がります。
下塗りが乾いたら中塗りへ進め、サーモアイSiを均一に載せていきます。
中塗りは色を付ける工程であると同時に、塗膜の厚みを確保して耐久性を支える役割も担います。
職人はローラーの運びを一定に保ち、凹凸のある瓦形状でも塗り残しが出ないように注意しながら施工していました。
重なり部や谷状のラインは特に塗料が溜まりやすいので、つや感を見ながら量を調整し、見た目と機能のバランスを整えます。
仕上げの上塗りでは、サーモアイSiで最終的な色味と艶を整え、屋根面全体の保護性能を完成させていきました。
塗り重ねによって膜厚が確保されるため、雨水の染み込みにくさや汚れの付きにくさにもつながり、長期的なメンテナンス性が上がります。
棟から軒先まで色が揃い、屋根の印象が引き締まって見えるのも上塗り後の大きな変化でした。
施工後は全体を見渡して塗りムラや塗り残しがないかを確認し、納まりを整えて工事を完了しています。
今回の千葉市稲毛区稲毛町のセメント瓦屋根は、苔の繁殖と旧塗膜の剥がれが進み、撥水性が切れてメンテナンス時期に入っている状態でした。
そこで、高圧洗浄で下地をリセットし、サーモアイシーラー+サーモアイSiの3回塗りで、見た目の回復だけでなく遮熱性にも配慮した仕上がりへつなげています。
屋根がきれいに整うと住まい全体の印象が明るくなり、日々の安心感も変わってきます。
苔や色あせ、暑さなどが気になり始めたら、街の屋根やさんへお気軽にご相談ください。
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