2026.08.16
屋根の塗り替えを考えたとき、「どの屋根用 塗料を選べばいいの?」「高い塗料のほうが本当に長持ちするの?」と迷われる方は多いものです。屋根は毎日、強い紫外線や雨風を受け続けるため、外壁以上に過酷な環境にさらされています。だからこそ、塗料選びは見た目だけでなく屋根材との相性や劣化状況…

工事のきっかけは「スレート屋根の苔が増えてきて、そろそろ手を入れた方がよさそう」というご相談からでした。
お話を伺うと、お住まいが築15年経過し、屋根の見た目だけでなく防水性の低下も心配になってきたとのことです。
打ち合わせの段階で、「屋根カバー工事」と「屋根塗装工事」の両方を比較検討されていましたが、現状を正しく把握したうえで、無理のないメンテナンス方法を選びたいというご意向でした。
そこで現地調査を行い、状態に見合った工法として屋根塗装をご提案し、遮熱性の高い日本ペイントのサーモアイSiで施工する運びとなりました。





屋根全体を見渡すと、汚れや退色の出方にムラがある印象でした。
こうしたムラは、屋根材自体の不具合というより、表面保護が薄くなることで起こります。
だからこそ、部分的な対処ではなく、屋根面を一体として塗膜で覆い直すメンテナンスが効果的です。
まずは、お客様にも現状を共有しながら、塗装で十分に保護できる段階であることをお伝えしました。
棟板金の周辺を含め、スレート表面が全体的に色あせており、所々に汚れの付着が見られました。
塗膜が弱ってくると、雨水を弾きにくくなり、汚れが滞留して、汚れが定着する状態になっていきます。
棟周りは風雨の影響も受けるので、こうしたサインを見逃さずに把握することが大切です。
今回は大きな破損が確認できない一方で、塗装による保護が必要なタイミングだと判断できる状況でした。
スレートの段差部分に、点状の黒ずみや黄味がかった付着物が広範囲に見受けられました。
これは苔やカビが繁殖している状態で、表面の撥水性が落ちているサインです。
とくに苔やカビが増えると屋根面が滑りやすくなり、点検や工事の安全面にも影響が出ます。
塗装前の下地づくりとして、洗浄と適切な下塗りが重要になることがよく分かる状態でした。
まずは高圧洗浄で、長年たまった汚れや苔(コケ)、脆弱な塗膜を落としていきました。
塗装は「塗る前の状態」で仕上がりと耐久性が大きく変わるため、最初の洗浄はとても重要で、表面に付着物が残ったままだと塗料の密着が弱くなり、早期の剥がれに繋がります。
職人も屋根の勾配や水の当て方を調整しながら、次工程につながる下地づくりを丁寧に進めていました。
洗浄後は、下塗りとして日本ペイントのサーモアイシーラーを塗布していきます。
下塗りは、屋根材と上塗り材をしっかりつなぐ役割があり、塗装の耐久性を左右する大事な工程です。
ローラーで塗装した部分は白く変化し、どこまで塗布できたかが視認出来る為、塗り残し防止にもつながります。
中塗りからは、仕上げ材となる「サーモアイSi」を使用して塗装を進めました。
下塗りの白い下地の上に濃色がのることで、屋根の印象が一気に引き締まり、仕上がりのイメージも見えてきます。
塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りで膜厚を確保することが基本で、耐久性の安定にもつながります。
職人はローラーの運びを揃えながら、段差部まで塗り込んで均一な塗膜をつくっていました。
最後の上塗りでは、すでに整った下地の上にもう一層塗膜を重ね、艶感と保護性能を仕上げていきます。
塗料を塗り重ねることで色が安定し、雨水を弾く表面になっていきました。
塗装面が均一に整うと、見た目の美しさだけでなく、汚れの付着も抑えてくれます。
梅雨入り前の施工で乾燥条件にも恵まれ、工程がスムーズに進んだ点も品質面でプラスになりました。
今回、スレート屋根には、苔やカビの発生が進んでいたものの、大きな割れや補修跡が目立つ状態ではなく、塗装で保護性能を回復させやすいタイミングでした。
そこで工事では、高圧洗浄で汚れをしっかり落とし、サーモアイシーラーとサーモアイSiによる3回塗りで、遮熱性と耐久性の両立を目指した屋根塗装に仕上げています。
施工後は屋根の印象も明るく整い、「梅雨前に間に合って安心した」とご満足いただけました。
スレート屋根の苔や色あせが気になってきたら、状態確認からでも大丈夫なので、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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