2026.08.19
近年の夏の猛暑対策や省エネ・節電対策として、屋根リフォームで非常に高い人気を集めているのが「熱反射塗料(遮熱塗料)」です。太陽光による熱を効率よく跳ね返すことで、屋根材や室内の温度上昇を和らげてくれる頼もしい塗料です。今回は熱反射塗料の基本的な仕組みから、期待できるメリット、事前…

工事のきっかけは、船橋市小室町在住のお客様から「屋根の苔や黒ずみが目立ってきた」とご相談をいただいたことでした。
雨漏りなどの直接的な不具合はない一方、築23年が経過しており、今後の劣化進行を心配されていた様子です。
屋根は普段見えにくい場所だからこそ、気づいたタイミングでの点検が安心につながります。
今回、耐久年数のある塗料をご希望ということもあり、状態に合う工法と材料をすり合わせながら計画していきました。





スレート表面には、苔が広範囲に付着し、全体的に色むらが出ている状態でした。
こうした苔の繁殖は、スレートの撥水性が低下しているサインです。
実際、足元が滑りやすく、屋根の上での移動にも注意が必要でした。
見た目の問題だけでなく、湿気が滞留しやすい環境になっている点も、メンテナンスを考えるきっかけになります。
別の面でも、黒ずみや苔(コケ)が広がっており、スレートの劣化が進行していました。
今回、塗装の目的は色を整えることだけではなく、水を弾く性能を取り戻し、劣化の進行を抑えることにあります。
そこで、お客様にも現状を共有し、今のうちの塗装が理にかなっていることを丁寧にお伝えしました。
屋根上の機器が設置された周辺では、苔の付着に加えて金属部に錆が見られました。
金属は塗膜が切れると酸化が進みやすく、早めの下地処理が重要になります。
屋根塗装ではスレート面だけでなく、棟板金や役物といった付帯部も一緒に整えることで、見た目の美しさと保護性能の両方を整えられます。
こうした細部の状態まで確認しておくと、工事後の安心感がぐっと高まります。
塗装前後で重要になるのが、スレート同士の重なり部分の通気・排水を確保する「縁切り」です。
今回は、隙間を安定して確保できるタスペーサーを差し込む作業を行いました。
塗膜で隙間が塞がると雨水の逃げ場が減り、屋根内部に水が滞留するリスクが高まるため、この工程は、屋根本来の排水機能を守る重要な作業です。
金属部には錆止め塗料を用いて、下地を整える工程を実施しました。
錆が出ている箇所は、この先も劣化が進むポイントなので、早い段階で保護層を作っておくことが肝心です。
ローラーで塗りムラが出ないように押さえつつ、塗料をしっかり乗せていきました。
スレート面には下塗り材を入れ、素地と上塗り材の密着性を高めていきました。
経年が進んだスレートは塗料を吸い込みやすく、下塗りが弱いと仕上げの耐久性に影響します。
ローラーで均一に広げながら、塗り残しが出ないよう施工しています。
下地が整うと、この後の中塗り・上塗りの発色や艶も安定し、見た目の満足度にもつながります。
中塗りには、日本ペイントのファインパーフェクトベスト(ラジカル制御型)を採用しました。
ローラーで塗り進めると、色が入った部分と未塗装部分の差がはっきり出るため、塗りムラのチェックもしやすい工程です。
ラジカル制御型塗料は、塗膜劣化の原因となるラジカルの発生を抑える設計で、長く美観を保ちたい方に選ばれる塗料です。
職人も屋根の凹凸に合わせてローラーを当て、塗膜に十分な厚みを持たせることを意識していました。
仕上げの上塗りでは、屋根全体に艶が出て、塗膜の厚みも整っていきました。
ローラー目がきれいに揃うと、見た目の印象が引き締まり、同じ屋根でも新しく感じられるようになります。
中塗りの上に仕上げ塗装(上塗り)を重ねることで、3回塗りの塗膜構成が活き、保護性能も安定します。
今回は、船橋市小室町で苔や汚れが広がったスレート屋根に対し、下地処理を重視しながらファインパーフェクトベストによる屋根塗装を行いました。
縁切りの調整や鉄部の錆止めなど、見えにくい工程を丁寧に積み上げることで、仕上がりの美しさだけでなく屋根としての機能面も整えています。
天候にも恵まれ、艶のある落ち着いた印象に仕上がったことで、お客様にもご満足いただけたご様子でした。
苔が増えてきた、色あせが気になるといったサインが出ている場合は、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
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