2026.07.18
屋根の点検で「貫板が傷んでいます」と言われても、どこの部材なのか分かりにくいですよね。スレート屋根や金属屋根の頂点に被せられている金属のカバー「棟板金(むねばんきん)」。その板金を下からガッチリと支え、屋根に固定するために絶対に欠かせないのが「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる下地材で…

ご相談をくださったのは、千葉市中央区大森町にお住まいのお客様です。
スレート屋根の苔が目立ってきたことに加え、築16年が経過している点も気になり、現地調査のお問い合わせをいただきました。
詳細を伺うと、現状では雨漏りなどの大きな不具合はないものの、「このまま放っておいて大丈夫だろうか」という不安があるご様子です。
築16年を迎えるタイミングは、表面の防水性が落ち、苔や汚れが増えて「そろそろ手を入れたほうがいいのかな」と感じる時期でもあります。
そこで今回は塗装だけでなく、屋根の要所である棟まわりもあわせて整え、長く安心して過ごせる状態を目指しました。
遮熱塗料は種類も多いので、現地の状態に合う選定と、仕上がりの色のイメージ共有がポイントになります。





屋根面全体に黄色〜茶色の苔(コケ)が広がっており、特に棟付近から下方向へ帯状に付着が見られました。
苔は湿気が残りやすい環境で増えやすく、表面の撥水性が低下しているサインにもなります。
塗膜が健全であれば水分が滞留しにくい一方、保護力が落ちると屋根材が水を抱えやすくなり、こうした付着が目立ってきます。
今回は「苔が多い」という見た目の問題だけでなく、今後の劣化進行を抑えるためのメンテナンスとして塗装をご提案しました。
別の屋根面でも苔の分布が広く、まだらに濃淡が出ている状態でした。
こうした汚れは塗装の密着を妨げる要因になるため、塗り替え前の下準備が仕上がりを左右します。
とくにスレートは表面が劣化すると粉化しやすく、汚れと一緒に脆くなった層が残っていることもあります。
そこで、塗料の性能をきちんと発揮させるためにも、洗浄でリセットしてから工程を組み立てる方針としました。
スレートの重なり部近くに苔が溜まり、凹凸部分を中心に付着している様子が確認できました。
重なり部は水が流れるルートでもあるため、汚れが溜まると乾きにくく、苔が根付く傾向があります。
表面の保護力が落ちた屋根では、こうした部分から劣化が進むため注意が必要です。
塗装では単に色を付けるのではなく、屋根材を保護し水切れを整えることが大切だといえます。
棟板金交換工事では、棟まわりの下地として、木材の貫板を新たに設置しています。
棟は屋根の頂部で風の影響を受ける為、下地がしっかりしていないと固定力が落ちやすい箇所です。
ここを先に整えておくことで、このあとの仕上げ材が安定し、強風時の不安も減らせます。
新しい棟板金が一直線に納まっており、屋根のラインがきれいに整いました。
棟板金は屋根の継ぎ目を守る重要な役割があるため、交換しておくと今後のメンテナンス性も高まります。
板金がきちんと固定されていると、風であおられるリスクを抑えて、暮らしの中での不安が一つ減っていきます。
塗装と同時に棟まわりまで手を入れることで、「見た目」だけでなく「耐久の土台」も強くできました。
屋根面に白系の下塗り材を塗布していく工程では、塗り残しが出ないようローラーで丁寧に伸ばしながら進めていきました。
使用したのはサーモアイSiの体系に適した下塗り材で、仕上げの性能を引き出すための大切な工程です。
下塗りが均一に入ると吸い込みムラが起きにくくなり、上塗りの色も安定します。
屋根という高所でも手順を崩さず、一定の膜厚を意識した施工が職人の工夫として表れていきました。
次の中塗りでは、濃色の塗膜がしっかり付き、屋根が引き締まった印象へ変わっていきました。
塗装は基本的に複数回に分けて膜厚を確保するため、2回目となる中塗りは仕上がりの均一性に直結していきます。
ローラー目が整い、塗り継ぎのムラが出ないように進めることで、見上げたときの美しさにも差が出ます。
屋根全体のトーンが揃ってくると、完成形をイメージしやすくなり、安心感が増していく工程となりました。
塗装後の屋根は、スレートの段差に沿って塗膜が均一に乗り、落ち着いたクールディープグレーでまとまりました。
表面が整うことで水切れも期待でき、苔が付着しやすい環境を改善する方向に働きます。
遮熱塗料は、塗膜の保護性能をきちんと持たせることが長持ちの条件となるため、下塗りからの積み重ねが重要です。
屋根がきれいに仕上がると住まい全体が締まり、工事後の清々しさも感じられました。
今回の工事では、苔が広がっていたスレート屋根を、サーモアイSiによる遮熱塗装で保護し、見た目も落ち着いた印象へ整えました。
あわせて棟まわりを新しくし、屋根の要所を強化したことで、これから先の風雨に対する安心感も高まっています。
屋根は普段見えにくい場所だからこそ、劣化のサインに気づいたタイミングで手を入れると、余計な補修を増やしにくくなります。
苔や色あせ、遮熱塗料の選び方で迷っている方も、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん千葉中央店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.