2026.07.07
スタイリッシュでモダンな外観を演出できる屋根材として、多くの住まいで採用されているガルバリウム鋼板。耐久性やサビにくさに優れたとても心強い味方ですが、金属製だからこそ避けて通れないのが「へこみ」のお悩みです。大切な我が家の屋根にキズや凹みを見つけてしまうと、このままにしておいて良…

千葉市稲毛区長沼町在住のお客様から「屋根が一部破損しているので補修したい」とのご相談をいただきました。
お話を伺うと、お住まいは築20年以上が経過しており、現時点では雨漏りは発生していない一方で、屋根の傷みが目に見えてきたことがきっかけだったそうです。
「雨漏りしてからでは遅いので、今のうちに手を入れたい」というお気持ちが強く、将来の不安を減らすことを優先されていました。
屋根の不具合は小さく見えても、風雨の入り口になった途端に被害が広がりやすいため、早めの点検と対処が安心につながります。
街の屋根やさんでは、屋根を中心に外装全体の修理・リフォームまで見据え、状態に合った工法をご提案しています。





屋根の端部付近では、表面の部材が剥がれたり欠けたりしながら、内部が崩れていました。
特に端部は風の影響を受けて、雨水が回り込む納まりになりがちな為、劣化が進むと一気に脆くなります。
こうした箇所は見た目以上に下地へ影響が及びやすく、早期対応が肝心です。
触れると崩れそうな質感もあり、補修だけで済ませるのか、面として守り直すのか慎重に判断する必要がありました。
屋根材表面には黄褐色の付着物が点在し、細かな汚れの広がりも見られました。
こうした付着は直ちに雨漏りを意味するものではありませんが、表層の状態が変化しているサインとして見逃せません。
表面が傷んでくると水切れが悪くなり、乾きにくい時間が増えることで劣化が進みます。
今回は、破損部が起点になり得るため、部分補修よりも「屋根としての守り」を作り直す方向性が安心につながると判断しました。
まずは傷みが進んだ下地をそのままにせず、腐食部の野地板を撤去して新しい合板へ交換しました。
カバー工法は既存屋根の上から重ねる工法ですが、下地が弱っている部分を残すと、せっかく新しい屋根材を載せても安定性に不安が残ります。
必要な範囲だけを的確に入れ替えることで、工事規模を抑えつつ要所を強くするのが職人の工夫です。
足場も整い、作業の手元が安定しているため、ビスの効きや板の納まりも丁寧に詰められました。
次に、屋根の端部であるケラバラインへ新しい下地と胴縁を取り付けています。
端部は風を受ける力が集中しやすく、固定が甘いとバタつきや浮きの原因になりかねません。
ここをきちんと整えておくことで、屋根材の納まりが美しくなるだけでなく、耐風性の面でも落ち着いた仕上がりが期待できます。
見えにくい部分ほど手を抜かない施工が、住まい全体の安心感につながっていきます。
屋根材の下には防水紙(ルーフィング)を敷設し、防水層をしっかり確保しました。
屋根材が一次防水、ルーフィングが二次防水という役割分担になるため、万一屋根材の継ぎ目から水が入っても、すぐに室内へ到達しにくい構成になります。
広い面積にわたり均一に敷かれており、屋根全体が一段引き締まった印象です。
仕上げの屋根材にはスーパーガルテクトを採用し、外観と耐候性の刷新を図りました。
金属屋根らしいすっきりしたラインが出て、屋根面が均一に整っていく様子は現場でも気持ちの良い変化です。
カバー工法は既存屋根を活かしながら新しい防水層・屋根材を重ねられるため、葺き替えに比べて負担を抑えつつ性能向上を目指せます。
施工が進むにつれて、破損部があったことを忘れるほど一体感のある屋根に近づいていきました。
最後に貫板を設置し、棟板金を被せてビスで固定したうえで、板金同士の繋ぎ目へコーキング処理を施しました。
棟は屋根の頂部で風の影響が強く、固定と止水の両方が重要になるポイントです。
ビス固定により保持力を確保しつつ、継ぎ目の処理を加えることで雨水の入り込みを抑えやすくなります。
仕上がりはフラットで落ち着きがあり、全体として端正な屋根にまとまりました。
今回の千葉市稲毛区長沼町の施工では、破損部の下地を適切に交換したうえで、ルーフィングによる二次防水を整え、スーパーガルテクトで屋根全体をカバーしました。
気になっていた破損箇所が解消されただけでなく、屋根面としての防水性・保護性能を底上げできたことが大きな成果です。
雨漏りが起きる前に手を入れたことで、生活への影響を最小限に抑えながら将来のリスクにも備えられ、工事後は「これでひとまず安心できる」とのお声もいただきました。
屋根の割れや欠け、端部の傷みが気になる場合は、放置せずにお気軽にご相談ください。
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