破風板と鼻隠しの違いを解説！位置や役割、メンテナンス方法もご紹介
2025.11.13
屋根の点検や工事の打ち合わせの際に、業者から「破風板（はふいた）」や「鼻隠し（はなかくし）」という言葉を耳にする方も多いかと思います。一見どちらも似たような部材に思えますが、実は役割や取り付け位置に明確な違いがあります。この記事では破風板と鼻隠しの特徴や違い、さらに長く安心して使…
船橋市田喜野井で軒天剥がれのご相談から部分交換工事と付帯部塗装工事を施工致しました
船橋市田喜野井のI様より、お有住まいの所々に軒天の剥がれが発生しているとのご相談から、先ずは無料点検調査にお伺いさせて頂きました。
確認すると大きく4エリアに軒天の剥がれが発生致しており、建物の部位的に言うとケラバ下部分にその症状が認められました。
当初軒天の交換のみのご依頼でしたが、その原因と成っている箇所の手当ても含めて行う必要性が有ります。
その旨をお客様にもお伝えし、損傷部の軒天交換と共に破風板の手当て等、付帯部塗装も含めて施工させて頂く事となりました。
船橋市 破風板・軒天部分補修,部分塗装,足場,破風板・軒天補修
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 破風板・軒天部分補修,部分塗装,足場,破風板・軒天補修
- 施工期間
- 約1週間
- 使用材料
- 軒天 ケイカル板 軒天塗装 ケンエース 破風板塗装 ファインシリコンフレッシュⅡ
- 築年数
- 約40年
- 保証年数
- お付け致しておりません
- 工事費用
- 税込572,000円
先ずは現地調査の状況となりますが、こちらが既存のベニヤ製の軒天が表面から剥がれ掛けている状況です。
特に軒天のこの様な症状は年数を経過しているお住まいではよく見られる光景で、修繕しておく必要性が有ります。
経年による劣化の部分も有りますが、やはりどこかしらからか水が入り込んでしまい、この状態に至ってるとも考えられます。
こちらの面においては先程の状況よりも症状が進行している様子で、手前側は特に下に行けば行く程緩みんでいる状況が確認できました。
経年劣化も有りますが、加えてやはり水の影響によってその症状が拡大している傾向が推察されます。
コーナーの部分は水が入り込んでしまい、溜まり易い箇所でも有る事から、この状況に至っている印象です。
軒天の交換も必要ですが、その原因と成っている箇所の手当てを行う事で、再発防止措置を採っておく事も重要です。
今回症状の出ている箇所は、主にケラバ下部分の場所に集約されている事が判明致しました。
その軒天上部の破風板がかなり劣化している状況が有り、その開口となっている部分からの水の浸入が考えられます。
そこで今回、不具合箇所の軒天交換と共に、ケラバ下の破風板の補修塗装等も含めて施工させて頂く事でご提案させて頂き、施工を進めさせて頂く運びとなりました。
軒天工事は足場が必要となり、今回は部分交換では有りますが施工箇所が建物のほぼ全域に亘りますので、全周掛けの足場を架設しての施工となります。
足場架設後、先ずは既存軒天の解体作業からスタートします。
ベニヤの軒天は層毎のばらけてしまい易く、フラットな新規軒天仕上げの為には、その端材も全て撤去する必要が有ります。
時間は掛かりますが、その作業をきちんと行う事でスムーズな設置作業に至ります。
それと併せて木下地の腐食が進行してしまっている箇所は新しい木下地で補強を行う事になります。
要は下地次第でその取り付け強度が変わってしまうので、その辺りの配慮も重要です。
それらの準備作業を終えて、新しい軒天の取り付け設置作業となります。
寸法をしっかりと採って極力隙間が最小限になる様、納めて参りました。
取り付けに当たり、予め木下地の位置も把握して固定強度が落ちない様に貼って参ります。
今回は木下地の経年による劣化も有りますので、ビス止め固定を中心に取り付け作業を行わせて頂きました。
壁際の隙間の部分とその他取り合い箇所についてはシーリングを入れてその隙間を塞ぎます。
そしてシーリングの乾燥を経て、塗装仕上げを行います。
軒天の仕上げ塗装は日本ペイントの軒天専用塗料のケンエースを使用致します。
このケンエースを2工程入れて、軒天の部分交換と塗装の方の仕上げと至ります。
残すは原因と成っている破風板等の補修塗装となります。
こちらの破風板は表面塗装の耐久性が低下し、ほぼ撥水力を失っている状況です。
開口となっている箇所はシーリングによる補修を施して、軒天同様に塗装による仕上げを行って参ります。
使用する塗料はファインシリコンフレッシュで、同様に日本ペイントの弱溶剤塗料です。
こちらも主剤塗料を2工程入れて、しっかりと耐久性を維持すべく作業させて頂きました。
工事の方も一区切り付き、最後に屋根の部分の確認もさせて頂きます。
今回屋根については、大きな施工は致しませんでしたが、特にケラバ部分の袖瓦の開口部は念の為シール処置を行って防水対策も施しておきました。
細かい箇所ですがこの部分からも水が入り込み、下葺き材が劣化を来たしていると軒側に落ち込む事がも考えられるので上記の措置となります。
加えて軒天の対策とは異なりますが、瓦にも割れの症状が認められましたので、その割れについてもシーリング補修を行います。
これらの一連の施工を終えて、最後に足場の解体作業となります。
足場の解体も無事に終えて、これで全工程の完了となりました。
劣化していた破風板の補修塗装も行っておりますので、お住まいの雰囲気も少し変わったと印象です。
何よりも軒天の開口も解消され、これでお客様にも安心してお過ごし頂ける事と思います。
今回部分交換させて頂いた箇所は勿論、交換していない箇所も含めて軒天全体の塗装を行っております。
こちらも見栄えの面でもかなり一新された印象となりました。
私たちの屋根やさんでは、屋根工事は勿論、今回の施工の様な軒天、或いは破風板に特化した施工にも取り組ませて頂いております。
お住まいの事でお悩み事の有る皆様も、先ずはお気軽に私たちにご連絡、ご相談頂ければと思いますので、どうぞ宜しく願い致します！
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