我孫子市中峠にて屋根全体のメンテナンスをご検討されるため点検のご依頼をいただきました。バルコニーからの雨漏りが発生したことで、一度全体的な点検を依頼しよう、ということになったそうです。どこかに不具合等が発生したことをきっかけに、屋根や外壁等全体の点検をご依頼いただくことは多いです。私たちは「街の屋根やさん」のほかに「
街の外壁塗装やさん」や「
街の玄関ドアやさん」など、おうちのリフォームに対応しております。併せて行える工事があれば、足場の有効活用にもなりますので、まずは何でもご相談ください。今回は、屋根についての点検結果をご報告します。
屋根の状態
陽当たりの向きや時間等によって差が出ているようですが、屋根全体にオレンジ色の苔(こけ)や、黒いカビのようなものが繁殖している状態でした。もし屋根全体の塗装をされる場合は、下処理で行う高圧洗浄により苔や汚れはほぼきれいになります。スレート屋根材の耐用年数は25年~30年程のため、耐用年数を迎えられる頃のメンテナンスをご検討であれば「屋根カバー工法」または「屋根の葺き替え」をおすすめします。お客様のライフプラン等も踏まえたうえで、現状で最適なご提案をいたします。
棟板金の固定が緩んでいます
大棟部分の棟板金に浮きを確認しました。大棟と下り棟(隅棟)の接合部分から浮きが発生している状況でした。下り棟(隅棟)部分では釘が抜け出てきている状態が多数見受けられました。原因は、内部の貫板(木製)の劣化です。棟板金は内部の貫板(木製)に釘やビスで固定しますが、この貫板が水分を含み腐食や痩せるなど劣化することで釘が刺さっていた部分が緩んでくるためです。屋根カバー工法や葺き替え時には棟板金が全て交換となります。その場合は、耐久性のある樹脂製(プラスチック)の貫板をおすすめしています。
シーリング(コーキング)の劣化
棟板金の接合部には、シーリング(コーキング)処理が施されていますが、新築時に施工されたシーリング材の耐用年数は5年~10年程のものが殆んどです。そのため、定期的なメンテナンスが必要になります。トップライト(天窓)が設置されていましたが、パッキン付きビスのパッキンが劣化で千切れていたり、無くなっている状態でした。トップライトが設置されている屋根をリフォームする場合、新しいトップライトと交換・取り外して塞いでしまうという方法になります。
私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウイルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用等の徹底をおこない、訪問時もご安心していただけるよう努めております。
参考価格
●屋根カバー工法:767,800(税込み)~ 切妻屋根/60㎡の既存屋根を金属屋根でカバーした場合
今までの屋根の上に屋根を重ねてカバーします。重ね葺きとも呼ばれる工法です。
●屋根葺き替え工事:987,800円(税込み)~ 切妻屋根/60㎡のスレートからスレートへの葺き替え
これまでの屋根を解体し、新しく屋根を造り替えます。下地もしっかり手を入れます。