瓦屋根の葺き替えを検討される方がまず気になるのは「どれくらい費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。

今回は費用相場に加え、そもそも丈夫なはずの瓦屋根になぜ葺き替えといったリフォームが必要なのかをお伝えしていきます(^▽^)/

瓦屋根の葺き替え工事の費用相場

一般的な住宅（30坪程度）で既存の瓦屋根をガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根に葺き替える場合、費用相場は約150万円～200万円前後となります！

使用する屋根材のグレードや屋根の形状、足場の有無によって前後しますが、目安としてこの価格帯を想定し、見積もりを取って実際の金額を確認してみるとよいでしょう。

葺き替えよりも価格を抑えられるカバー工法は？

瓦屋根は構造上の特性により「屋根カバー工法（重ね張り工法）」を行うことができません。

カバー工法は、既存の屋根を撤去せずその上に新しい屋根材をかぶせる工法ですが、瓦は凹凸が大きく重さもあるため、上から新たな屋根材を施工することができないのです。

そのため、瓦屋根のリフォームを行う場合は必然的に「葺き替え工事」が基本となり、撤去費用や下地の補修費用も含めた価格での見積もりが提示されることになります。

丈夫な瓦屋根に葺き替えはなぜ必要？

瓦屋根は日本の住宅に古くから使用されてきた伝統的な屋根材で、耐久性が高く、適切にメンテナンスをしていれば50年以上持つとも言われています。

そのため、「まだ瓦は割れていないし大丈夫」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、瓦の下にある「防水紙（ルーフィング）」や「野地板」といった下地材は瓦ほどの耐久性はありません。

これらの下地部分は、築20～30年を過ぎると徐々に劣化が進み、雨水の浸入や屋根内部の腐食など、さまざまなトラブルの原因になることがあります。

とくに、防水紙の破れや野地板の腐朽が進んでしまうと、せっかく丈夫な瓦があっても雨漏りが発生するリスクが非常に高まるのです(-_-；

このような状態になる前に、屋根の状態をしっかり点検し、必要であれば葺き替え工事によって瓦と下地材を一新することが、住まいの寿命を延ばす大切な対策となります。

耐震性の向上も狙えます！

また、近年は軽量で地震にも強い金属屋根材（ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板など）への葺き替えを選ばれる方も増えてきました。

屋根の重量が軽くなることで住宅全体の耐震性も高まり、安心して暮らせる住環境を整えることができます。

まとめ

瓦屋根は確かに長寿命ですが、下地の劣化や構造的な問題から葺き替え工事が必要になるケースは少なくありません。

放置すれば雨漏りや構造腐食といった大きな被害につながる可能性もあるため、定期的な点検と早めの対策が大切です。

私たち街の屋根やさんでは、瓦屋根から金属屋根への葺き替え工事にも多くの実績がございます。

お住まいの屋根にご不安がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください(^▽^)/

点検・見積もりは無料で承っております。