雨漏りを防ぐ！サッシ周りのコーキングメンテナンスの重要ポイント

　住宅の外壁や窓まわりには、雨風を防ぐために欠かせない「コーキング（シーリング）」が施されています。
　特にサッシ周りのコーキングは、室内への雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性を維持するために重要な役割を果たしています。
　しかし、コーキングは経年劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

　本記事では、サッシ周りのコーキングの役割や劣化症状、メンテナンス方法について解説します(^_^)/

サッシ周りのコーキングの役割

　サッシと外壁の取り合い部分には必ず隙間ができます。
　その隙間を埋めているのがコーキング材です。コーキングには以下のような役割があります。

・雨水の侵入防止
・外気の侵入防止と気密性の確保
・建材同士の緩衝材（揺れや温度変化による動きを吸収）

　サッシ周りは特に雨漏りリスクが高い部分であるため、コーキングの劣化や施工不良があると、雨漏りや内部結露を引き起こしやすくなります。

コーキングの劣化症状

　コーキングは紫外線や風雨、温度変化の影響を受け、次第に劣化していきます。
　以下のような症状が見られる場合は、メンテナンスを検討するサインです。

・変色：黒ずみや汚れが目立つ
・ひび割れ：細かなクラックや亀裂が入る
・剥がれ：外壁やサッシからコーキングが浮いたり剥がれたりする
・肉やせ：コーキング材が痩せて隙間ができる

　劣化したコーキングを放置すると、雨水が浸入し、外壁材や内部の防水シート、構造体を傷める原因になります。
　早めの補修が建物の寿命を延ばします。

コーキングのメンテナンス方法

　サッシ周りのコーキングメンテナンスには、打ち替えと増し打ちの2種類があります。

・打ち替え
　劣化したコーキングを完全に撤去し、新しいコーキング材に交換する方法です。
　既存コーキングに隙間や浮きがある場合、基本的には打ち替えが推奨されます。
　古いコーキングを丁寧に除去し、プライマーを塗布して密着性を高め、新しいコーキング材を充填します。

・増し打ち
　既存コーキングの上から新しいコーキングを重ねる方法です。
　既存コーキングの密着性や劣化状態によっては、増し打ちでは十分な防水性が確保できないことがあります。
　どうしても、できるだけ打ち替えを選択しましょう。

メンテナンスのタイミング

　サッシ周りのコーキングは、目安として7〜10年に一度は点検・補修を行うのが理想です。
　新築や前回のメンテナンスから10年以上経過している場合は、早めに専門業者に点検を依頼しましょう。

まとめ

　サッシ周りのコーキングは、住宅の防水・気密性能を保つ重要な処置です。
　劣化すると雨漏りや結露、建物内部の腐食など、さまざまなトラブルにつながります。

　定期的な点検と適切なメンテナンスを行い、安心して暮らせる住環境を守りましょう。
　街の屋根やさんでは、屋根だけでなく外壁のメンテナンスも承ります(^_^)/

　メンテナンスが必要かどうか検討するための点検・調査は無料で対応していますので、どなた様もお気軽にご相談ください♪