2024.02.05
ちょうどタイミングが合い早目に点検に伺う事が出来ました。天井の雨染み 室内の天井に確かに雨染みが有りましたが、最近気づいたが正確にいつから漏れていたのかは分からないと仰っていました。 状態からごく最近雨漏りが始まった訳ではなく徐々に広がって来たように思います。侵入経路を探します…
セメント瓦は経年劣化や外的要因によって、ひび割れやズレなどの劣化が生じることがあります。
適切な補修を施さなければ、雨漏りやさらなる損傷の原因となり、結果的に大規模な工事が必要になることも。
この記事では、セメント瓦の補修方法を詳しく解説し、補修時の注意点や劣化が進行した場合の対策についてご紹介していきます!
セメント瓦は、セメントと砂を主な材料として製造される屋根瓦で、1980年〜1990年にかけて日本の住宅に広く使われてきました。
その主な特徴は、耐久性の高さと防火性の良さです。
セメント瓦は、通常の使用環境であれば、30年以上の耐用年数を持つと言われています。
セメント瓦が瓦屋根として特徴的な点が、塗装メンテナンスが必要であるという点です。
紫外線や雨風にさらされ続けると、表面の塗膜が劣化し、割れや欠けが生じやすくなるため定期的な塗装が必要となります。
また、セメント瓦は他の屋根材に比べて比較的重いというデメリットもあります。
瓦自体の重量が家屋に負担をかけるため、構造がしっかりしていないと耐震性に悪影響を及ぼす可能性があります。
こうしたセメント瓦の特性を理解し、定期的なメンテナンスや適切な補修をすることが重要です。
劣化が進行してしまうと、補修が難しくなるケースも多いため、早めの対応で寿命を延ばしてあげるようにしましょう。
セメント瓦の補修にはさまざまな方法がありますが、主に劣化の進行度や損傷の程度によって異なります。
ここでは、代表的な補修方法をいくつか紹介します。
セメント瓦の屋根の棟部分には、瓦同士の隙間を埋めるために漆喰が使用されています。
漆喰が劣化すると、瓦の固定力が弱まり、瓦がずれたり落下したりする可能性があります。
また、漆喰が劣化している場合は隙間から雨水が入り込む恐れもあります。
そのため、劣化した漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰め直す作業が必要です。
これにより、瓦をしっかりと固定し、防水性を回復させることができます。
棟瓦は屋根の頂上に位置し、風や雨の影響を直接受けやすいため、しっかりと固定されている必要があります。
棟瓦がズレている場合は、導線やコーキングを使って再度固定します。
ズレがひどい場合や、漆喰の劣化も著しい場合には棟瓦取り直し工事をおこない、棟を積み直すことで防水性を回復させてあげましょう。
セメント瓦は年月が経つにつれて、ひび割れたり、落下したりすることがあります。
これらの劣化も放置すると、雨水の侵入や瓦の破損に繋がります。
瓦が劣化している場合には、差し替えをすることで現状を回復します。
また、差し替えが難しい場合は板金を加工するなどによって隙間を埋める工夫が必要です。
地上から瓦屋根に異常が見られたら、放置せず専門業者の点検を受けるようにしましょう。
セメント瓦は現在多くの製品が製造中止となっています。
そのため、割れた瓦を単純に差し替えようとしても、同じ種類の瓦を手に入れることが難しいことがあります。
新しい瓦や板金を使う場合、色や質感が微妙に異なり、屋根全体の美観に影響することがあることを念頭に置いておきましょう。
ラバーロック工法とは、瓦同士をコーキング剤で固定する方法です。
この方法は一見地震への耐性が高まるように見えますが、瓦が動く余地がなくなるため、屋根全体にかかる負荷がむしろ大きくなってしまいます。
結果として、瓦の割れや劣化を加速させる原因になることがあるため、この工法には注意が必要です。
ラバーロック工法の問題を十分に理解している専門業者へ補修を依頼するようにしましょう。
劣化が激しい場合、セメント瓦を完全に取り外し、新しい屋根材を葺く「屋根葺き替え工事」が検討されます。
この方法は、瓦だけでなく、防水シートや屋根下地も交換するため、屋根全体を新築同然の状態にすることができます。
また、屋根を新しくすることができるため、近年人気の高いガルバリウム鋼板などへ屋根材を変更することもできます。
費用は高くなりますが、長期間にわたって新しい屋根を維持できるため、劣化が進行している場合には屋根葺き替え工事がオススメです。
屋根葺き直し工事は、瓦自体は再利用しつつ、下地の補修や防水シートの交換を行う方法です。
瓦の状態が比較的良好であれば、葺き替えよりもコストを抑えて工事が可能です。
ただし、セメント瓦が広く流通していた時期を考慮すると、すでに使用年数は30年~40年を超えていると考えられます。
そのため、セメント瓦自体の寿命も限界を迎えている可能性が高いため、基本的には屋根葺き替え工事をお選びいただくことをおすすめします。
定期的なメンテナンスと早めの対応で、屋根を長く守ってあげましょう。
最後に、セメント瓦屋根の補修工事事例をご紹介させていただきます!
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