　屋根は住宅の中でも重要な部分であり、雨漏りや劣化が発生すると、住まい全体に大きな影響を与えます。そのため、屋根のメンテナンスやリフォームは必須です。特に、スレート屋根は多くの住宅に採用されていますが、30年を経過すると劣化が進み、雨漏りの原因となることが少なくありません。

　そこで今回は、スレート屋根の劣化を解消するためのリフォーム方法である「屋根カバー工法」と、その中でも「ディプロマットスター」というガルバリウム鋼板の屋根材について、詳しく解説します！

屋根カバー工法とは

　屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を設置するリフォーム方法です。スレート屋根は、軽量で施工が簡単なため広く普及していますが、年数が経過すると表面が劣化し、苔や雨の影響で脆くなります。

　このような劣化した屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、費用を抑えながらも住宅の耐久性を向上させるのがカバー工法のメリットです！(^^)/

　屋根カバー工法は、雨漏りの防止や耐震性の向上に効果的です。
　特に、台風や自然災害が多い地域では、強い風雨に耐える屋根材の設置が必要です。既存の屋根を撤去しないため、工期が短く、廃材処理のコストも削減できます。また、屋根の重量を増やさないため、建物全体の負担が少ないのも特徴です。

屋根カバー工事でよく選ばれるガルバリウム鋼板

　屋根カバー工法で使用される代表的な材料がガルバリウム鋼板です。

　ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛、シリコンでメッキ処理された鋼板で、軽量かつ耐久性が高いことが特徴です。錆びにくく、腐食にも強いため、スレート屋根のリフォームに最適な材料です。
　また、ガルバリウム鋼板は色褪せしにくく、さまざまなカラー展開があるため、住宅のデザインにも合わせやすいです♪

　ガルバリウム鋼板は、耐候性が高く、台風や大雨などの自然災害に対しても優れた耐久性を発揮します！

ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の違い

　ジンカリウム鋼板は、アルミ55％・亜鉛43.4％・シリコン1.6%でめっき層が構成されています。実はガルバリウムとジンカリウムはほとんど同じものなのですが、商標登録を行なった会社が違うため呼び方が異なるのです。

　ジンカリウム鋼板は、耐久性やデザイン性に優れた屋根材として人気があります。
　ディーズルーフィングのジンカリウム鋼板は、アルミニウム55％、溶融亜鉛43.4％などの成分で構成されており、台風などの暴風にも耐えられる性能を持っています。

ディプロマットスターの特徴

　ジンカリウム鋼板の中でも、ディプロマットスターは特に優れた性能を持っています。

　この屋根材は、石粒を表面に焼き付けたジンカリウム鋼板で、スレート屋根よりも耐久性が高く、より強力な防水性と断熱性を持っています。ディプロマットスターは軽量でありながら、耐久性が非常に高いため、台風や強風の影響を受けやすい日本の気候に非常に適しています。

　石粒が表面に施されているため、見た目も美しく、スレート屋根とは異なる高級感を演出できます。また、石の粒が防音効果を高めるため、雨音や外部からの騒音も軽減され、住宅内での快適性が向上します。

さらに、ディプロマットスターはカラーバリエーションが豊富で、外壁や住宅全体のデザインに合わせて選ぶことが可能です。

　このような高性能なディプロマットスターを使用することで、住宅の美観だけでなく、機能面でも非常に大きなメリットを得られます。

ディプロマットスターは屋根カバー工事に最適です

　街の屋根やさんなどのリフォーム会社が提供する屋根カバー工法の事例では、スレート屋根の劣化に伴い、ディプロマットスターを使用した工事が多く実施されています。例えば、長年使用されたスレート屋根の一部が劣化し、雨漏りのリスクが高まっていた住宅では、既存の屋根材を撤去せずにディプロマットスターをカバー工法で設置し、外観を一新させました。

　このような事例では、工事期間が短縮され、費用も抑えられたため、お客様からは非常に高い評価を得ています。ジンカリウム鋼板の高耐久性により、今後30年以上の長期にわたって屋根のメンテナンスが不要となり、コストパフォーマンスの良さも評価されています。

ディプロマットスターによる屋根カバー施工の様子をご紹介！

　野田市つつみ野で既存スレート屋根の全体メンテナンスのご相談から、屋根カバー工法による改修工事を施工させて頂きました。

　こちらの屋根材はコロニアルNEOで塗装には不向きな屋根材です。

　カバー工事に当たり、新しい屋根材としていくつかの候補が有りましたが、今回はその中からディートレーディングのディプロマットスターを使用しての施工となりました。

既存屋根材はコロニアルNEO

　こちらが施工前のコロニアルNEOの状況で、この屋根材はノンアスベストの建材で若干耐久性に難点が有り、屋根塗装によるメンテナンスには不向きと言われている材料です。

　よってメンテナンス方法としては、屋根葺き替え工事か屋根カバー工事となります。

カバー工事によるメンテナンスとなります

　しかし葺き替え工事ともなると既存撤去からの下地調整、更には廃棄処分と経費の面でご負担が大きくなる施工法になります。

　そこで下地がしっかりとしている状況であれば既存屋根に防水シートを敷設して、屋根を重ね葺きするカバー工事がコストの面でもおススメの施工法となります。

粘着タイプのルーフィングシート

　防水シートは粘着式の物を使用する事で作業させて頂きます。

　と言うのもスレートにはタッカー留めが叶わず、かと言って釘止めで余計に開口箇所を作る事も避けた方が良いので、この粘着式のタイプのルーフィングシートを活用致します。

新規屋根材の取り付け作業

　屋根材の方は数ある候補の中からディートレーディングのディプロマットスター使用致します。

　このディプロマットスターは、耐久性に優れており、長期間の使用にも耐えることができます。

　また、外部からの影響にも強く、屋根をしっかりと守ることができます。

　ディプロマットスターは、ディートレーディングが提供する製品の中でも高い品質を誇ります。

　そのため、多くの顧客から信頼を得ています。屋根修理や屋根工事を行う際に、ディプロマットスターを選ぶことで安心感を得ることができます。

ディプロマットスターによるカバー工事の完了

　さらに、ディートレーディングは製品に対する保証も充実しています。

　製品の品質に自信を持っているからこそ、保証もしっかりとしているのです。

　万が一のトラブルにも迅速に対応し、顧客満足度を高めることに力を入れています。

　ディプロマットスターは、ディートレーディングが誇る優れた屋根材の一つです。

　その高い品質と信頼性から、多くの人々に選ばれています。

　屋根の修理や工事を考える際には、ディプロマットスターを検討する価値があります。

　安心して屋根を守りたいという方におすすめの製品です。

　私たち街の屋根やさんでは様々な屋根材による施工ご提案から、お客様のご希望する各種屋根材での施工をさせて頂いております。

　屋根材の事でご質問やご相談のある皆様もお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。