今週末は雨天の予報が出ています。雨が降ると工事が出来ず、待っていただいているお客様にご迷惑が。

今日ご紹介するのは千葉市中央区のＩ様邸です。



2月の降雪時に屋根の材料が落ち、雨どいも歪んでしまったとの事で調査のご希望でした。

既に火災保険（ＪＡ）には申請しているようです。

先ずは下からぐるっと見て回ります。

立派な建物です。瓦も大きな被害は下り棟の鬼瓦が1箇所落下しているくらいで後は然程大きな被害が見られません。

怪我が無くて良かった！と言うくらいしっかりした鬼瓦です。



銅板の樋は開き、ゆがみ、亀裂が見られました。

屋根の上に登って詳細を確認します。

瓦は経年で傷み、薄くなっていますが酷いわれなどは見つかりません。

 

棟瓦の漆喰は落下していますが、大きなゆがみも無く、この年数にしては充分しっかりとした屋根と言っていいでしょう。

玄関上の飾り棟の漆喰は劣化していました。



雨樋はやはり銅板ですのでゆがみが大きく、アンコー（集水マス）も歪んでいます。

雨樋、屋根とも自然災害で申請して火災保険の適用可否を仰ぎます。



 

銅板は見た目に高級感があるのですが耐久性、施工できる職人、材料の供給から昨今は殆ど使われません。

お客様のご希望を伺いながら工事のご提案を致します。