セメント瓦の棟取り直しと屋根塗装のご提案｜松戸市栗ヶ沢にて現地調査を実施
2025.07.20
セメント瓦とは？特徴とメンテナンスの重要性 セメント瓦は、セメントと砂を主原料として成型され、表面に塗装を施して仕上げる屋根材です。 和瓦に比べて軽量で施工しやすく、コストパフォーマンスにも優れています。 しかし、素材そのものに防水性がないため、定期的な塗装メンテナンスが必要です…
千葉市花見川区こてはし台で瓦屋根の棟取り直し工事（税込242,000円）を施工
千葉市花見川区こてはし台で、近所の工事に携わってると言う業者の方より、棟瓦に異状が有るとの指摘をお受けになられたとのご相談から、無料点検調査にお伺いさせて頂いた事が始まりです。
屋根は和形の瓦材を使用されておりますが、業者の方が言う程の著しい異状は見られません。
やはり訪問してくる業者は往々にして誇大に言ってくる様なケースが多く、必要以上の工事を売りつけられるケースも有るので注意が必要です。
但し経年による漆喰等の劣化症状が見られる事からも、屋根の状態維持のためのお手入れは必要な頃合いと判断出来ました。
その辺りをご説明させて頂き、今回は棟瓦の取り直し工事を行う事でご依頼を頂き、弊社で施工させて頂く事となりました。
千葉市花見川区 棟瓦取り直し,漆喰詰め増し
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 棟瓦取り直し,漆喰詰め増し
- 施工期間
- 2日間
- 使用材料
- シルガード
- 築年数
- 築40年
- 保証年数
- お付け致しておりません
- 工事費用
- 税込242,000円
こちらが瓦屋根の無料点検調査状況になります。
訪問業者からは棟瓦が今にも崩れそうとのニュアンスで話をしてきたそうですが、そこまでの域には達しておりません。
但し、これまでに部分的な補強をされている様子では有りましたが、漆喰の劣化等も見受けられ、何かしらの手入れをされるにはいい頃合いと言えます。
基本的に和形の陶器瓦自体はメンテナンスフリーと言われている建材です。
しかし、この棟部分の漆喰に関しては経年で劣化してしまう箇所になりますので、棟の散り直しや漆喰の詰め増し等のお手入れは必要不可欠となります。
更に棟瓦は本来銅線で結束されて固定を図っておりますが、その銅線も一部経年劣化で千切れてしまっておりました。
これらの観点から、棟のメンテナンスの必要性をご説明させて頂き、その中でも漆喰に特化した工事と棟瓦自体と土台からの再構築となる棟取り直し工事をご提案させて頂きました。
これまで棟瓦の部分補修は行っていらっしゃいましたが、この機会に棟瓦の取り直し工事で進めて行きたいとのご要望を承り、弊社で工事を行う事となりました。
この棟取り直し工事であれば、棟の方に関してはかなり強化される施工となりますので、安心感は高まる施工となります。
作業の方は既存棟瓦の解体作業から行って参ります。
従来の棟は葺き土で土台が形成され、その表面は漆喰を塗り込み、更に熨斗瓦と冠瓦を重ねて棟は構成されております。
その棟全体をこうして一つずつ外して作業を進めて行きます。
最終的にはこの様な形で棟の全撤去をフラットな形状に戻します。
外した瓦関係は一旦屋根上に仮置きし、棟の再構築作業に取り掛かります。
まず最初に端部となる鬼瓦と巴瓦を固定していきますが、当然その際に使用る銅線も新規部材を使用して結束致します。
そしてこの木枠を使用して新たな土台造りとなります。
土台となる部分は従来の葺き土による形成では無く、なんばん漆喰と呼ばれるシルガードを使用して参ります。
引き続いて熨斗瓦を順に重ねて棟瓦の方もを戻します。
こちらの熨斗瓦は3段ありますので、その3段とも復旧致します。
その中間部の開口にはシルガードを詰めて水が入り込まない様に処置を行います。
漆喰の表面も綺麗に均して形を揃えて行きました。
同時にその使用する瓦材の各所ごとに新たに銅線も新設して固定強化対策の方も図って参りました。
熨斗瓦の設置後、最後に冠瓦の方を戻して工事は完了です。
シルガードをしっかりと詰めてこの上に冠瓦を戻していきます。
戻した冠瓦の1枚1枚ごとに銅線を結束して棟の再構築の完了となりました。
当初は若干凹凸も見られましたがきちんと一直線に設置され、これで固定力の方も大幅に強化されたかと存じます。
1階の方にも下屋根が有りましたが、その壁際については漆喰の詰め直し工事を行いました。
こちらの方も問題無くしっかりと仕上がりました。
棟違いの箇所も漆喰材を詰め込んで浸水対策も施しております。
念のため際の部分はシーリングの方も入れ万全を期して施工させて頂きました。
これで棟取り直し工事の全工程の完了となります。
尚、今回当該施工につきましては、税込242,000円にて承らせて頂きました。
私たち街の屋根やさんでは、瓦屋根、鋼板屋根、スレート屋根と言ったあらゆる屋根材の施工に携わらせて頂いている共に、その部分、全体を問わず、お客様のご要望に沿って施工を進めさせて頂いておりますので、皆様も気軽にご相談頂ければ幸いです。
