
2025.06.25
波型スレート材「ニューウェーブ」とは? ニューウェーブとは、旧ナショナル(現パナソニック)が製造していた波型スレート材の一種で、見た目が瓦のような美しい曲線を持ちつつ、軽量で扱いやすいことが特徴です。 スレートの種類の中でも、ニューウェーブはデザイン性を重視した屋根材として、特に…

千葉市若葉区北大宮台にお住まいのお客様から、棟瓦の不具合についてご相談をいただき、現地調査に伺いました。
屋根上にはいくつもの劣化症状が見られ、特に棟部分の状態が悪化しており、「葺き土(ふきつち)」の露出が目立つ深刻な状態でした。
棟瓦は、屋根の最も高い位置にある瓦で、屋根面同士の接合部を覆う重要な部材です。
風雨の吹き込みや雨漏りを防ぐほか、屋根全体の耐久性を高める役割があります。
内部には「葺き土」が詰められており、この土が瓦を固定し、衝撃を吸収するクッション材としても機能しています。
棟瓦の下部に塗られている漆喰が剥がれ、内部の葺き土が露出している様子が確認されました。
これは長年の風雨や紫外線による劣化の典型的な症状です。
葺き土が見えてしまうと、そこから雨水が侵入しやすくなり、屋根下地まで傷むリスクがあります。
剥がれた漆喰が屋根の表面に散乱しており、これは棟内部の結合力が低下していることを示しています。
そのまま放置すると、強風や地震時に棟瓦がズレたり落下したりする可能性も高くなります。
端部では実際に瓦が落下している様子も見られました。
落下した瓦の下には、砕けた葺き土が散乱しており、施工時の土がそのまま流出していると考えられます。
このような状態では、次の台風シーズンでさらに大きな被害を受ける恐れがあります。
屋根の一部には植栽が接触しており、これが湿気やコケ、漆喰の早期劣化を引き起こす要因となっていました。
瓦の表面には汚れも堆積しており、棟以外にもメンテナンスの必要性が高い状態です。
棟の一部では、瓦の並びに歪みが確認できました。
これは棟内部の葺き土が流出し、瓦の固定が甘くなっていることを示しています。
瓦のズレは雨漏りや瓦の落下事故に直結するため、早期の補修が望まれます。
「葺き土」は本来、棟瓦を支えるための基礎的な役割を持っています。
しかし、この葺き土が風化・流出してしまうと、瓦の固定力が極端に弱まり、瓦のズレや落下に直結します。
また、内部に水が浸入しやすくなり、屋根材や野地板を腐食させる原因にもなります。
葺き土の露出が見られる場合は、早急な棟の積み直しや漆喰補修が必要です。
漆喰の詰め直し
劣化して剥がれた漆喰部分だけを取り除き、新しい漆喰を詰め直す方法です。
軽度の劣化に対して効果的です。
棟の積み直し工事
瓦と葺き土をすべて取り外し、新たに土を詰め直して瓦を再度設置する方法です。
今回のように葺き土が露出している状態では、積み直しが推奨されます。
棟の取り直し+南蛮漆喰施工
耐久性の高い「南蛮漆喰」を使用し、漆喰と葺き土の機能を兼ねた施工を行います。
地震や台風の多い地域では特におすすめです。
棟瓦の劣化や葺き土の露出は、見た目以上に危険な状態を招く恐れがあります。
街の屋根やさんでは、現地調査・お見積りは無料で承っており、専門の屋根診断士が的確なご提案をいたします。
千葉市若葉区北大宮台周辺で屋根の不具合が気になる方は、お早めにご相談ください。
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