屋上の排水溝メンテナンスで雨漏り予防！定期的な点検が建物を守る

屋上に設けられている排水溝（ドレン）は、建物の寿命や防水性を保つうえで非常に重要な役割を果たしています。
特に降雨時には、屋上にたまった雨水を速やかに排水することで、建物内部への雨漏りや構造材の腐食を防いでいます。
しかし、排水溝は放置しているとゴミや落ち葉が詰まり、雨水が適切に排出されなくなる恐れがあります。

本記事では、屋上の排水溝のメンテナンス方法や点検のポイントについて解説します。

なぜ屋上の排水溝のメンテナンスが必要なのか

屋上には傾斜が設けられており、雨水は自然と排水溝に向かって流れるように設計されています。
しかし、排水溝にゴミや砂、枯葉が溜まると、排水が滞って屋上に水たまりができ、長期間にわたり防水層が水にさらされることになります。
これが劣化を早め、ひび割れや浮きが発生しやすくなり、雨漏りの原因となるのです。

また、排水溝の詰まりにより正しく排水できないと、防水層の端部や立ち上がり部分からも水が侵入しやすくなります。
最悪の場合、室内に雨水が侵入し、天井や壁のシミ、カビ、電気設備への影響など、深刻な被害が発生することもあります。

メンテナンスの方法と頻度

屋上排水溝のメンテナンスは、以下の手順で行います。

異物の除去

排水口周辺に溜まった落ち葉、土砂、などを手やスコップで丁寧に取り除きます。
ゴミを取った後、水を流して排水がスムーズに行われるか確認しましょう。

排水管の確認

排水口から建物内に延びる排水管の中に異常がないかチェックします。
詰まりが疑われる場合は、専門業者へ修理を依頼しましょう。

防水層や周囲の劣化確認

排水口周辺の防水層にひび割れや剥がれがないかを確認します。
劣化がある場合は、早めに補修することで大きな被害を防げます。

点検の頻度は年に1～2回程度が目安ですが、周囲に樹木が多い環境や、強風・台風の後はもう少し点検を行うのがおすすめです。

定期点検で建物の寿命を延ばす

屋上の排水機能が正常に保つことは、建物全体の耐久性を維持するためにとても重要です。
特に高層ビルや集合住宅では、屋上の不具合が広範囲に影響を与えるため、日頃のメンテナンスが極めて重要です。

定期的な清掃と点検を実施し、問題があれば専門業者に相談しましょう。
街の屋根やさんでは、排水溝も含めた屋上防水の点検を無料で実施しているので、お気軽にお問い合わせください。