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屋根漆喰工事は「詰め直し」で済む？棟取り直しが必要かを判断するポイントとは

　屋根漆喰工事とは、主に瓦屋根の「棟（むね）」部分に詰められている漆喰（しっくい）を補修・交換する工事のことです(^▽^)/

　漆喰は屋根の頂部にある棟瓦を固定し、雨風の浸入を防ぐなどの重要な役割を担っています。

　そんな漆喰には定期的な補修や工事が必要になるため、今回は詰め直し工事で済む場合・棟全体への工事となる「棟取り直し工事」が必要なケースについて簡単にご紹介していきます。

漆喰詰め直し工事の特徴や意味

　「漆喰詰め直し工事」は既存の劣化した漆喰部分、または全ての漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰め直して補強する方法です。

　瓦屋根の防水性や棟部分の耐久性を維持するため、定期的なメンテナンスとして行われることが多く、屋根全体の寿命を延ばすためにも有効な手段です(^▽^)/

　漆喰詰め直し工事の費用相場は税込88,000円～330,000円となります。

棟取り直し工事が必要なケース

　漆喰詰め直しだけでは不十分なケースでは、「棟取り直し工事（棟の積み直し）」が必要になります。

　棟取り直し工事は棟部分の瓦や土台をすべて解体し、新しく再構築する屋根工事です。
　以下のような場合には、棟取り直しが検討されることが多いです。

漆喰のみのメンテナンスでは解決しない問題がある場合

　漆喰が剥がれ、その影響で内部まで雨水が浸透して腐食が進んでいたりすると、単に詰め直してもすぐに棟部分が崩れやすくなるなどのリスクが生じます。

　特に葺き土が流出してしまっている場合などは、漆喰の詰め直しだけでは屋根の状態は不十分と言えるでしょう。

　棟の内部の状態までしっかり調査し、必要であれば構造全体を取り直す必要があります。

棟全体の蛇行や歪みなど

　地震や長年の経年劣化により、棟瓦が波を打つように歪んでしまっているケースや崩れている場合では、漆喰の補修だけでは根本的な解決になりません。

　棟が歪んでいると、周囲の瓦もズレやすくなり、雨漏りリスクも高まります。

　棟全体の取り直しで銅線なども新しくし、しっかりと固定力を取り戻す必要があります。

乾式工法に変更したい場合

　近年では漆喰や葺き土を使わないことで軽量に棟を仕上げる、耐震性や防水性に優れた「乾式工法」と呼ばれる施工方法も普及しています。

　軽量でメンテナンス性にも優れているため、この乾式工法への変更を検討する方も増えているのです。

　乾式工法にするためには、棟瓦を一度すべて解体してから新しい部材で再構築する必要があるため、「棟取り直し工事」が必要となります。

　私たち街の屋根やさんでは、棟取り直し工事の参考費用は税込99,000円～660,000円となっており、実際の施工の範囲・施工方法などで金額は大きく変わりますので、まずはお気軽に無料点検や見積もり作成をお申し込みください(^▽^)/