　庇（ひさし）は、住宅や建物の開口部、特に窓や玄関などの上に設置される小さな屋根のことです。
　外壁に独立して取り付けられる庇は、建物の内部を守る重要な役割を担っています。

　今回は、庇の場所や特徴・役割をはじめ、軒との違いまで詳しい情報を解説いたします。

庇の場所・役割とは？軒との違い

　冒頭でもお伝えいたしましたが、庇は住宅の開口部となる外壁窓・玄関ポーチの上部に独立して設置される小屋根を指します。

　混同されがちな場所として「軒」がありますが、こちらは屋根の一部であり屋根が外壁から飛び出た部分です！
　そのため、「軒は住宅の外周の保護」「庇は設置個所を集中して保護」といった具合に、その働きも大きく異なりますので注意しましょう。

　庇には、以下の様な働きがあります。

①雨天時の雨除け

　庇の最も重要な役割は雨よけです！
　直接窓や玄関に雨が当たるのを防ぎ、室内に水が入り込むのを抑えることができます。

　雨天時において窓を開けての換気や玄関先での濡れ防止など、生活性の向上に大きく貢献してくれます(^^)/

②室内へ差し込む日差しのコントロール

　庇は、室内に差し込む日差しをコントロールする役割も担っています。
　夏の強い日差しを遮ることで室内の温度上昇を防ぐことが可能で、冬には低い位置からの日差しを取り入れることで室内を暖かくすることができます。

　また、室内に差し込む日差しは室内クロスや畳の劣化繋がる為、間接的にそれらの進行を遅らせる役割も担います。

忘れがちな庇のメンテナンス！

　上記のように庇は住宅の保護・生活性を向上させる非常に重要な役割を担っている一方、屋根や外壁と比較して影が薄い存在です(>_<)
　定期的なメンテナンスを忘れがちなため、劣化進行によって浸水被害などのトラブルを招きやすい場所でもあります！

　こちらは、市川市南八幡で施工させていただいた庇の塗装メンテナンスの様子です。

　庇に施された塗膜の劣化は防水性を低下させるため、木材であれば腐蝕、金属素材であれば錆の発生を招きます(>_<)
　塗装は庇の基本ともいえるメンテナンスと言えますので、ぜひ定期的に行っていきましょう。

　特に、外壁塗装メンテナンスと同時に施工されることをおすすめいたします。

まとめ

　普段目立たない存在である庇ですが、以外にも生活性の向上や住宅を保護する重要な役割を担っています！

　しかし、その一方メンテナンスを忘れがちで、劣化進行によってトラブルを招きやすい場所でありますので注意が必要です。

　屋根・外壁と併せて定期的に点検を行い、必要に応じて塗装の塗り替えや補修を行っていきましょう！

　街の屋根やさんでは、屋根に限ら外壁・庇のお困りごとも幅広くご対応可能です(^^)/

　点検・お見積もりの作成まで無料にて承っております！
　お気軽にご相談ください。