錆びてしまった鉄部の外装は、適切な処理と塗装によって修復することが可能です(*^^)v
　塗装のプロが解説する、効果的な錆び対策と塗装方法をご紹介します。

錆びた鉄部の塗装：基本的な手順

一度錆びてしまった鉄は、放っておくとどんどんと錆が広がっていきます。
　錆対策として塗装を行う時も、ただ単に上から塗料を塗っただけでは、塗膜の内側で錆が広がり続け、腐食してしまいます。

　錆びてしまった鉄のメンテナンスでは、塗装する前の下地処理が非常に重要になるのです。
　鉄部の塗装を行う際は、以下の手順に沿って作業を行います。

ケレン作業：錆びの除去

錆びた鉄部の塗装で最も重要なのは、ケレン作業（下地処理）です。
　ケレンとは、錆びや古い塗膜を取り除く作業のことで、新しい塗料の密着性を高め、錆びの再発を防ぐために必ず行う必要があります。

　錆の進行具合を見極め、使用する道具・工具を適切に選択して作業します。

第3種ケレン

第3種ケレンは、錆が軽度の場合に行います。
　スクレーパーやサンドペーパーなどを使い、手作業で錆を削り落とします。

第2種ケレン

第2種ケレンは錆が重度に進行している場合に行います。
　サンダーやディスクグラインダーなどの電動工具を用いて研磨していきます。

下塗り：サビ止め塗料の塗布

丁寧にケレンがけを行った後は、下塗りとして錆止め塗料を塗布します。
　一度発生した錆は非常に根深く、見た目に錆が落ちたように見えても対策をしなければすぐに再発してしまいます。
　そのため、鉄部塗装の下塗りでは、必ず錆止め塗料を使用しなければなりません。

たとえ錆が出ていなくても・・・

たとえ錆が発生していなくても、鉄部塗装を行う際は、錆止め塗料を使用しましょう。
　そうすることで錆の発生を抑制し、長く美観を維持し、安全に使用することができます(^_^)/

仕上げ塗装

サビ止め塗料が乾燥したら、鉄部用の塗料で仕上げ塗装を行えば鉄部塗装の完了です(^_^)/

　錆びた鉄部の外装は、適切な処理と塗装によって見違えるほど美しく、そして耐久性のある状態に戻すことができます。
　プロの技術と知識を活用し、定期的なメンテナンスを心がけることで、長期にわたって美しい外観を維持することが可能です。
　鉄部の塗装剥がれや錆にお悩みの方は、街の屋根やさんへご相談ください。