　住宅リフォーム・補修をご検討されている際、「シーリング」「コーキング」という言葉を耳にする機会も増えると思います。
　これらは一見すると同じ用途で使用され、その違いに混同される方も多い印象です。

　しかし、実は現在において「シーリング」「コーキング」は、同じものを指すことがほとんどです！

　今回は、それぞれの違いや用途にについて詳しく解説いたします。

シーリングとコーキングの違いとは？

①シーリングとコーキングはそもそも同じもの

　まず、「シーリング」と「コーキング」はどちらも施工箇所の隙間を埋め、防水性や気密性を確保するため作業を指します。

　その為、現在ではシーリング・コーキングは同じものを指す言葉として、認識に間違いはありません。

　では、なぜ以前は名称が分かれていたのでしょうか(・・?
　それには、シーリングとコーキングの歴史的な背景があります。

②２つの名称を分けた「油性コーキング材」

　シーリング・コーキングの名称が分かれた理由として大きいのが、「油性コーキング材」という製品です。
　かつて、建築業界では「油性コーキング」を使用した作業をコーキング、それ以外を「シーリング」として呼ぶことが多かったです。

　しかし、「油性コーキング材」は現在ではほとんど使われなくなり、その時代の名残を受けて現在の名称の違いだけが残った状態です(#^^#)

シーリング材の役割とは？

　冒頭でもお伝え致しました通り、シーリング材は施工箇所の「隙間」を埋める役割を担っています。

　・窯業系サイディング外壁の目地
　・外壁に設置された窓のサッシ廻り
　・棟板金同士の合わさり部

　など、屋根・外壁問わずに幅広く使用されています。

　もし、シーリングを施工しなければ、そうした隙間からの浸水被害を招いてしまいます(>_<)
　シーリングは、どの様な建物でも必須とも言える存在です！

シーリングのメンテナンス方法

　こちらは、千葉県稲毛区のお客様よりご依頼いただいた、シーリング打ち替え工事の様子です。
　既存の劣化したシーリング材を撤去した上、新しいシーリングを打ち込む事で防水性・気密性を回復させます。

　シーリングは劣化が進行する事でひび割れ・剥離・肉痩せなどを生じさせる為、浸水被害を招くリスクがあります。
　外壁や屋根に施されたシーリングの耐用年数は約10年程度されており、定期的なメンテナンスが必要です！

まとめ

　今回は、シーリングとコーキングの違いをはじめ、その役割からメンテナンス方法までご紹介させて頂きました。
　現在において、シーリングとコーキングは同じものを指しますので、ご安心ください。

　また、シーリングの耐用年数は約10年程度とされており、劣化進行は雨漏りを招くリスクとなります(>_<)

　ご自宅に施されたシーリングにひび割れ・肉痩せなどの症状が確認された場合、ぜひ街の屋根やさんまでご相談下さい。
　無料点検・お客様のご要望をお聞きした上、最適な施工方法をご提案させて頂きます(^^)/