台風の被害のことなど忘れてしまった方が大半だと思いますが、未だに被害にあったまま工事をお待ちいただいている
お客様も沢山いらっしゃいます。
今日ご紹介するのは香取市にお住まいのH様邸です。お客さまのお休みに合わせて点検日の設定をしていましたが
生憎の雨などで都合がつかず、先週末にお伺いをして調査をしてきました。
台風で飛散したのでもちろん原因は風災害なのですが、起因となるものはお客様のお住まいによって様々です。
H様の屋根の状況はどうなのか?登って調査をしました。
棟板金(むねばんきん)の飛散箇所は1箇所、「留め」と呼ばれる箇所です。
降り棟と親棟の境の部分です。
飛んでいる長さは短いのですが留部分は加工・施工を慎重にしなくてはならない箇所です。
よく見るとその他の板金も浮いています。全体的に板金の浮きが出ています。
浮きが大きいと雨水が吹き込んでいく可能性があります。
もちろん屋根材の下には防水紙が敷いてあるので雨漏りは普通はしないのですが
防水紙が劣化し、亀裂が入れば簡単に雨水は室内にやってきます。
釘の抜けも沢山あったので調査してみると.....
貫板(板金を設置する為の下地の板です。)の本来留めるべき箇所に釘が打てていません。
お粗末..
これでは台風云々ではなく飛んでいってしまいます。
今まで屋根に手を入れたこと(修理をしたこと)は無いとの事ですが板金には釘穴が2箇所あります。
一度打って利かなかったのでもう一回釘を打ったのでしょう。でも、下の貫板に正確に打てていません。
本来は全体の交換も視野に入れたメンテナンスの時期に来ていますが
今回は飛散箇所の補修工事をご依頼いただきました。
今後はH様の屋根の相談係としてお付き合いさせて頂きます。
念のため、簡易補修もその日に行いましたので直ぐに雨漏りをする心配はなくなりました。
早めに着工できるよう調整しています。H様、もう少しお待ち下さい。
皆さんの屋根は大丈夫ですか?
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