台風による雨樋の破損についてのご相談

今回は千葉市花見川区柏井にお住いのお客様よりご相談を頂きました。ご相談の内容としましては「台風の影響により雨樋の破損と屋根の頂上部分の板金が風で動いているので調査と修理をお願いしたい」とのことでした。昨年の台風では雨樋の破損についてのご相談を多くいただいております。雨樋の破損は雨樋自体が経年により劣化してしまっていたり、雨樋を取り付けている金具が錆びてしまうことが破損の原因となります。

雨樋の破損等の調査を行いました

実際にお客様のご自宅に調査を行うとお客様からご相談いただいていた雨樋の破損、屋根材の経年劣化によるチョーキング（白亜化）、棟板金の劣化の3つを確認しました。 雨樋の破損については雨樋自体が劣化し色褪せが発生していることから経年劣化した雨樋が台風に耐えられずに外れてしまったのだと思われます。 こちらは雨樋交換工事を行います。

棟板金が劣化し中の貫板が腐食してしまっていました

お客様が仰っていた屋根の頂上部分の板金が棟板金と呼ばれる部分になります。 風で動いてしまっているのでテープで固定をされたようです（下部左写真） 棟板金が劣化し中にある貫板と呼ばれる木材が腐食していました。 棟板金を上から押すと腐食していない部分は木材がしっかりしているので固いのですが、腐食してしまっている部分については柔らかくへこみます。その他にも棟板金を固定する釘が浮いてしまっている箇所がありました。この釘が浮いてしまったり抜けてしまったりすることで、釘のある部分の穴から雨が入り貫板を腐食させる原因にもなります。 棟板金につきましては棟板金を交換する工事にて補修を行います。



最後になりますが屋根全体が経年劣化により白く色褪せてきてしまっています。このような状態の屋根を触ると手に白くつきます。これは塗膜が劣化し粉状になることにより手で触ると付着します。このような状態をチョーキング（白亜化）と呼びます。チョーキングは塗装の目安となります、外壁でも同じような現象が起こりますので定期的に触ってみることで劣化の状況を確かめることができます。 こちらは屋根塗装を行うことで解決することができます。 以上3点の状況をお客様にご説明し、雨樋交換工事、棟板金交換工事、屋根塗装工事をご提案致しました。