2026.05.14
瓦屋根の頂上を守る「漆喰(しっくい)」。剥がれや崩れを放置すると、棟の崩落や雨漏りに繋がる深刻な事態を招きます。この記事では、漆喰補修の2大工法である「詰め直し」と「棟取り直し」の費用相場を徹底比較。さらに、将来のメンテナンスを不要にする「乾式工法」のメリットについてもプロの視点…

船橋市宮本にて劣化で漆喰が崩れてズレた棟瓦に取り直し工事しました。
お客様より「棟部分の瓦が心配なので一度見てほしい」とのご相談頂いた事が工事のきっかけです。
現地調査すると、遠目からでも棟部分の乱れが確認できたため、詳しい点検が欠かせない状態でした。
屋根は普段見えない場所だからこそ不安を抱えやすく、特に経年による棟漆喰の劣化は放置すると被害が大きくなることもあります。
そこで、安全面と耐久性を兼ね備えた工事内容をご説明し、ご納得のうえでの施工となりました。
今回、既存瓦を活かしつつ、耐久性の高いシルガード漆喰で棟を再構築する工事をご提案し、安心いただける仕上がりを目指していきます。





棟の並びが波打つように乱れ、左右にズレが生じていました。
棟を固定している線材が緩み、連続する熨斗瓦に安定感がなくなっている状態です。
このままでは強い風が吹いた際に動きやすくなる危険が伴います。
瓦屋根に上がった瞬間に違和感を覚えるほどのズレで、早期対応が必要だと判断しました。
先端部分に据えられている鬼瓦が、本来の角度を保てず大きく傾いていました。
固定用の線材が切れてしまったことが原因で、落下につながるリスクを抱えています。
お客様にもすぐ状況をお伝えし、その場で安全確保のため鬼瓦を一度下へ降ろす作業を行っています。
こうした迅速な対応は、安心していただくためにも欠かせません。
棟下部の漆喰が大きく崩れ、内部の土台が外に流れ出していました。
雨水が入りやすい状態となっており、どの部分も耐久性が著しく低下しています。
箇所によっては土台が痩せ細って見えるほどで、このままにすれば棟全体の倒壊や雨漏りを招く可能性があります。
補修だけでは十分な耐久性を確保できないため、棟取り直し工事が最適な選択となりました。
事前に打ち合わせた日程に沿って工事を開始し、まずは既存棟瓦の取り外しから進めました。
瓦そのものは割れなどがなかったため再利用が可能で、環境にもお財布にも優しい施工となります。
棟を解体していくと、内部の土が湿気を含んで重くなっている部分があり、丁寧に撤去しながら下地を整えていきました。
撤去後の下地に、黒色が特徴的なシルガード漆喰を丁寧に詰めていきます。
シリコン配合のため防水性が高く、従来の漆喰よりも長持ちする点が大きな利点です。
職人は均一の厚みになるよう鏝を使い、気温や湿度に合わせて最適な硬さに調整していました。
屋根の頂部という性質上、施工精度が屋根の寿命に直結するため、細部まで集中力の必要な工程です。
1段目の棟瓦を据えたあとは、2段、3段と積み重ねていく作業に入ります。
熨斗瓦はわずかな角度の違いが全体の見た目と雨仕舞いに影響します。
そのため、職人が一枚ずつ角度を確認しながら微調整を重ねていました。
あらかじめ仕込んでおいたバンド線を用いて固定力を高め、強風にも耐えられる棟へと仕上げていきます。
積み直しの工程は見た目以上に繊細で、経験の差が明確に表れる部分です。
最後に冠瓦を設置して仕上がりを点検していきました。
棟全体が整い、瓦が一直線に並んだ状態になると屋根本来の美しいラインが際立ちます。
完工後には全体の「水平・固定状態・接合部の密着」などを細かくチェックし、施工に抜けがないか最終確認を行いました。
整った棟を見ると、お客様にも安心していただけるだろうと実感し、職人としても達成感のある仕上がりとなりました。
今回の棟取り直し工事により、長年の経年劣化が原因で不安定になっていた棟がしっかりとした状態に蘇りました。
強風時の倒壊リスクが解消され、雨漏りへの心配も大幅に軽減されています。
施工後にお客様から「これで安心して過ごせます」とお言葉をいただけたことが何より嬉しい瞬間でした。
瓦屋根の棟は普段見えにくい場所ですが、劣化が進むと被害につながりやすい部分です。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。
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