コロニアル屋根は日本の住宅で広く使われている屋根材ですが、築年数が経つにつれて塗装や補修だけでは対応できなくなることもあります。

そんなときに検討されるのが葺き替え工事です！

コロニアル屋根の特徴や葺き替えが必要になるサイン、工事で得られるメリット、そしてカバー工法との違いについてわかりやすく解説いたします！

ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/

コロニアル屋根とはどんな屋根？

コロニアル屋根はスレート屋根を指す言葉として使わており、日本の住宅に広く普及しています。

カラーバリエーションが豊富なので、外観の印象をおしゃれに仕上げられる点が魅力です。

基本は塗装メンテナンスですが・・・

ただし、コロニアルはセメントを主成分とした屋根材であるため、防水性を保つためには塗装によるメンテナンスが欠かせません。

定期的なお手入れを怠ると、ひび割れや反り、雨漏りにつながってしまうのです。

そのため、築年数が経過するにつれて塗装や部分補修だけではカバーできない場合があり、今回のメインテーマである「葺き替え」が検討されるようになります(^▽^)/

コロニアル屋根を葺き替える必要が出てくるサイン

屋根の状態を長持ちさせるためには定期的な点検が重要ですが、以下のような症状が見られたときは葺き替えを考える目安となります。

・屋根材に大きなひび割れや欠けがある
・下地である野地板が傷んでいる
・雨漏りが頻繁に発生している
・屋根全体が反り返り、歪んでいる

こうしたサインを放置してしまうと、屋根に留まらずお住まい全体に劣化の影響が及んでしまう可能性があります。

特に雨漏りは室内の天井や壁だけでなく、柱や梁といった構造部分にまで被害を広げる可能性があるため、早めの対応が欠かせません。

屋根は日常生活の中で確認しにくい場所だからこそ、築年数や点検時期を目安に計画的な対応を心がけることが大切です。

葺き替え工事で得られるメリットと注意点

コロニアル屋根の葺き替え工事を行うことで、さまざまなメリットを得られます。

まず大きなポイントは屋根の耐久性が一新されることです。

既存の傷んだ屋根材や下地を撤去し、新しい屋根に変えるため、雨漏りの不安が大幅に軽減されます。

また、最新の屋根材（主に金属屋根材）を使用することで断熱性や遮音性の向上も期待でき、快適な住環境づくりにもつながります。

注意点

ただし、葺き替えは工事規模が大きくなるため、工期がある程度かかる点や、カバー工事よりもコストが大きくなる点には注意しておきましょう。

特に「アスベスト含有のコロニアル屋根」は既存屋根材の撤去や処分費が大きくなりがちです。

また、屋根材を選ぶ際には重量や耐久性、デザインなどをバランスよく考慮することが大切です。

屋根は住まいを守る大切な部分ですから、見た目の好みだけではなく、長期的な安心を得られる選択を意識してみてくださいね(^^♪

葺き替えとカバー工法の違いを知っておきましょう

屋根リフォームには「葺き替え」と「カバー工法」の2種類があります。

葺き替えは古い屋根材をすべて撤去して新しい屋根材にする工法で、下地からしっかり直せるのが特徴です。

一方のカバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法で、撤去作業が少ない分だけ工期を短縮しやすいという利点があります。

ただし、カバー工法は既存の野地板の状態が良好であることが前提となります。

すでに下地が傷んでいる場合や雨漏りが広がっている場合は、根本的な解決ができる葺き替えが適しているのです。