屋根の棟や瓦の接合部分には「漆喰（しっくい）」と呼ばれる白い素材が使われています(^▽^)/

漆喰は主に瓦屋根の棟部分の瓦の固定を助けるとともに雨水の浸入を防ぎ、屋根の内部を守る大切な役割を担っています。

しかし、この漆喰は年数が経つと徐々に劣化し、剥がれやひび割れといった症状が現れるようになります。

「漆喰が剥がれ落ちてきたかもしれない」「最近になって業者に漆喰の剥がれを指摘された」という方は特に今知っておきたい内容かと思いますので、ぜひご確認ください(*^^)v

漆喰が剥がれた場合のリスクを解説

漆喰が剥がれると棟内部の葺き土（土台となっている土）が露出してしまい、雨水が浸入・引き込まれる原因となります。

そのまま放置すれば、屋根材のずれや雨漏りなど深刻な被害に繋がることも少なくありません。

つまり、漆喰の剥がれは「美観上の問題」だけでなく、お住まいを守るために早急な対応が求められるサインなのです！

漆喰が剥がれたらどうすればいい？

では実際に漆喰が剥がれてきた場合、どのように対応すればよいのでしょうか。

そもそも剥がれてきた物は判別できる？

まず、屋根から落ちてきた白いかけらが漆喰なのかどうかは、ご自身での判断が難しい場合があります。

白っぽいコンクリートのようなものが不自然に庭に落ちていたりすれば、漆喰かもしれないと疑って業者に点検を依頼してみましょう。

まずは点検を依頼！

漆喰の劣化が疑われる場合は、まず専門業者に点検を依頼することが大切です。

屋根は高所であり、ご自身で確認するのは大変危険です。

プロであれば、漆喰だけでなく瓦のずれや下地の状態まで正しく点検してくれます(^▽^)/

訪問業者に指摘されることも

また、訪問業者から「漆喰が剥がれていますよ」と指摘されることもあります。

しかし、その場で契約を急がせるような業者には注意が必要です。

信頼できる業者に改めて点検をお願いし、状況をしっかり把握したうえで判断することが安心につながります。

剥がれた漆喰の修復方法

漆喰詰め直し

漆喰の修復にはいくつかの方法があります。

最も一般的なのが「漆喰詰め直し」と呼ばれる工事です。

これは既存の古い漆喰を取り除き、新しい漆喰を丁寧に塗り直す方法で、屋根を長持ちさせる効果があります。

費用の相場は税込88,000円～330,000円です。

安くても詰め増しをあまり採用しない理由

一方で、費用を抑える目的で「漆喰詰め増し」と呼ばれる方法をすすめられることもあります。

これは古い漆喰の上から新しい漆喰を塗り重ねるだけの工事ですが、下地の劣化を隠してしまい、かえって早期に再劣化が進むことが多いため、あまり採用されません。

深刻な場合には棟の取り直し工事を行います

さらに、漆喰の劣化が進み棟瓦の固定が弱まっている場合には、「棟取り直し工事」が必要となります。

これは棟瓦を一度すべて取り外し、葺き土の入れ替えや漆喰の新規施工を行う大規模な工事です。

費用はかかりますが、屋根全体の安全性を高めるためにはこの工事が欠かせないケースもあります。

税込99,000円～660,000円が相場となりますが、詳しくは無料のお見積もり作成をご活用ください。

まとめ

漆喰の剥がれは放置すると雨漏りや構造部分の劣化につながりやすいため、早めの点検と適切な修復が大切です。

ご自宅の屋根を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

私たち街の屋根やさんは、数多くの漆喰メンテナンスのご依頼を任されてきました。

お困りの場合は何でもご相談ください(^▽^)/