屋根塗装や屋根リフォームを検討して業者に見積りを取ってみると、内容に通常の足場とは別の「屋根足場」と言う記載がありませんでしたか？

基本的に屋根工事では足場を組むことが必須となりますが、その中でも屋根足場は一定の条件の下で必要になる重要なものとなります。

今回は屋根足場の役割や必要になるケースについてご紹介していきます！

屋根足場が必要なケースとは

屋根足場の役割

屋根工事で使用される足場には大きく分けて「建物の周囲に設置する足場」と「屋根上に直接組む屋根足場」の2種類があります。

屋根足場は、傾斜が急で職人が安全に立つことができない屋根の上に直接設置する作業用の足場のことです。

これにより、転落を防ぐだけでなく、安定した姿勢で工具やブラシを使えるため、塗装や屋根材の固定などの施工品質が大きく向上します。

安全性と品質の両面で大きな役割を果たすため、急勾配の屋根工事には欠かせない存在です。

屋根足場を設けるケース

すべての現場で必ず「屋根足場」が必要になるわけではありません。

緩やかな勾配の屋根であれば、屋根上には足場を組まずに問題なく作業できます。

屋根足場が必要になるのは「急勾配の屋根」です。

急勾配の屋根とは、おおよそ6寸勾配（約30度）以上の傾斜を持つ屋根のことを指します。

これほどの角度になると、屋根に立って作業することが極めて危険で、転落リスクを避けるために専用の屋根足場が必要となります。

※工事前の点検調査でも危険だと判断された場合、屋根に上らずドローンでの調査を行うこともあります。

足場の費用相場と注意点

次に気になるのが、足場にかかる費用です。

屋根工事の際の足場設置費用は、1平方メートルあたり700円～800円程度が一般的な相場です。

住宅全体に設置すると15万～25万円程度が目安となります。

工事規模や建物の形状によって変動するため、正確な金額を知るには現地調査の上での見積もりが欠かせません。

屋根足場を組む場合には、上記目安に別途費用が上乗せされますので、見積書の記載をよく確認したり、事前に屋根足場を組む予定かどうか業者に聞いておきましょう。

見積書の足場についての記載内容を要チェック

また、見積書を確認する際には「足場代」の記載に注目してください。

足場一式とだけ書かれている場合、実際の面積や単価が不明確なことがあります。

信頼できる業者であれば、足場の延べ面積や単価、メッシュシートなどの養生費用を明記してくれます。

内訳が不透明な見積もりは後々のトラブルにつながるため、しっかりと確認することが大切です。

屋根工事を安全かつ高品質に仕上げるためには、足場は必要不可欠な存在です。

足場を含め、検討中の工事についてどれくらいの費用が掛かるのか知りたいという方は、ぜひ街の屋根やさんの無料点検・お見積もり作成をご活用ください(^▽^)/