屋根修理を検討されている方からよくいただくご質問のひとつに、「足場って本当に必要なんですか？」というものがあります。

結論から申し上げると、安全性と作業品質の確保のために足場はほぼ必須です(^▽^)/

屋根修理の足場はなぜ必要？簡単に解説

屋根の上は高所かつ傾斜があるため、職人が安全に作業を行うためには落下の防止策をしっかりと確保する必要があります。

また、足場があることで安定した体勢で施工ができるため、屋根全体の仕上がりの質も向上します。

近隣への配慮という点でも、足場とセットで使用するメッシュシートで塗料や汚れの飛散を防ぐといった要素が欠かせません。

ごく一部の軽微な補修（1～2枚の瓦交換など）では足場が不要な場合もありますが、屋根が原因となる雨漏り修理や葺き替えなどの大きな工事では、必ずといってよいほど足場の設置が必要となります。

屋根修理の足場の費用は？

屋根修理における足場費用は、工事全体の10～20％前後を占めることが一般的です。

工事費用の見積もりを見た際に「足場費が高い」と感じられる方もいらっしゃいますが、安全・品質確保のための大切な工程であることをご理解いただければと思います(^▽^)/

お住まい全体に架設する場合の相場

住宅全体に足場を設置する場合、一般的な住宅の大きさですと約15万～25万円前後が相場です。

設置する面積や建物の形状、足場の高さなどによって費用は前後します。

また、メッシュシートの有無や、建物が接している隣家との距離などの条件も、設置の手間や安全対策の内容に関係してきます。

部分的に組む場合は施工単価を参考にする

「雨樋の一部だけ修理したい」「面ごとの塗装のみ」というようなケースでは、必要な範囲だけ部分的に足場を設置することも可能です。

この場合は足場の施工単価（700～800円/㎡程度、養生用メッシュシートは150円/㎡程度）をもとに、設置面積分の費用を算出する形となります。

ただし、足場材の運搬や組立のための基本料金がかかるため、施工面積が小さい場合でも一定の費用が発生する点にご注意ください。

足場費用が上がりやすい条件とは

足場の設置費用は、住宅の形状や立地条件によっても変動します。
以下のようなケースでは、足場費用が上がる可能性があります。

・建物が3階建てで高さがある

・道路が狭く、足場材の搬入に制限がかかる

・隣家との距離が非常に近い

また、屋根の傾斜が急な場合や、作業スペースが限られる現場では、通常よりも複雑な足場の組み方が必要になるため、費用が上がることがあります。

まとめ

屋根修理における足場の設置は、安全性・作業品質・近隣への配慮のいずれの面でも欠かせない工程です。費用は工事内容やお住まいの状況によって異なりますが、快適な住まいを維持するためには必要な投資といえるでしょう。

「部分補修でも足場は必要？」「足場以外の部分でできるだけ費用を抑えたい」などのご相談にも対応しておりますので、まずはお気軽に無料点検をご依頼ください。

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