コロニアル屋根（スレート屋根）は、コストパフォーマンスに優れた屋根材として多くの住宅に使用されています。

しかし、年月の経過とともに風雨や紫外線の影響で劣化が進み、ひび割れや欠け、コケの発生などが見られるようになります。

今回はコロニアルの補修が必要かも？と思われた方に向けた情報をお届けしていきたいと思います！

コロニアル補修の必要性

補修の目的は、屋根材の劣化や破損を放置せず、雨漏りや躯体へのダメージを未然に防ぐことです。

ひび割れや欠損をそのままにしてしまうと、そこから雨水が浸入し、ルーフィングを始めとした下地材が早期に劣化しやすくなったり、最終的に雨漏りに繋がるおそれがあります。

また、コロニアルは塗膜の保護によって防水性を維持していますので、ひび割れた箇所は雨水が染み込みやすく、コロニアル自体にも悪影響を及ぼす可能性が高いのです(-_-；

塗装前には必ず補修を行う理由

コロニアル屋根の補修、実は塗装とセットで行われることが多いです。

コロニアルのひび割れや欠けている部分を補修せずに塗装をしてしまうと、塗料が上手く定着できずに早期の剥がれなどを起こしてしまい、塗装そのものが無駄になる可能性があります。

具体的な補修内容としては、次のような作業があります。

ひび割れのシーリング補修

表面の小さなひびには、専用のシーリング材を充填して防水性を回復させます。

欠損部分の差し替え

屋根材が欠けてしまっている箇所には、新しいコロニアル材を差し込んで修復することもあります。

補修後に塗装工程へと進んでいきます。

コロニアル補修に必要な費用例

コロニアル屋根の補修費用は、劣化の程度や施工面積、補修内容によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

■ひび割れ・小規模補修のみ：税込33,000円～55,000円

■塗装とセットでの補修：税込484,000円～880,000円（足場代込み）

特に注意したいのは、塗装工事の見積もりに補修費用が含まれているかどうかです。

一見安く見える塗装プランでも、補修が別料金となっているケースもありますので、契約前に必ず確認しましょう。

また、補修を重ねても屋根全体の耐久性が低下している場合には、塗装ではなく「屋根カバー工法」や「葺き替え」といった根本的な工事が必要となることもあります。

私たち街の屋根やさんでは、コロニアルのメンテナンスでどのような補修が必要になるか、または「本当に塗装を含めた補修でこの先は問題ないのか」等を診断し、必要な工事のお見積もりをご提出させていただきます(^▽^)/