日本家屋に多く使われている瓦屋根は、屋根材の中でも群を抜いて耐久性や耐候性に優れ、50年～60年以上も使用できると言われるほど頑丈です。

ですが、「瓦＝ノーメンテナンスで大丈夫」というわけではありません(^▽^)/

今回は瓦屋根の修理が必要な場合や費用相場をまとめておりますので、ぜひご確認ください！

頑丈な瓦屋根に修理は必要？

瓦そのものは長寿命でも、その下にある防水シート（ルーフィング）や野地板といった下地材が劣化してしまうケースがあります。

また、棟部分の漆喰が剥がれたり、強風や地震の影響で瓦がずれたり割れたりすることもあるため、想像しているよりも修理が必要になるのです。

これらを放置すると、最終的に雨水が屋内に浸入し、雨漏りなどの深刻な被害につながる恐れがあります。

そのため、定期的な点検と必要に応じた修理が瓦屋根を長持ちさせるカギとなります。

瓦屋根の修理費用まとめ

ここでは、瓦屋根の代表的な修理内容とその費用相場をご紹介いたします（*^^*）

瓦の差し替え：税込 33,000円～55,000円

割れやズレのある瓦を数枚だけ交換する場合の費用です。

部分的な補修で済むため、比較的安価に抑えられるのが特徴です。

ただし、作業時に足場が必要な高所作業の場合は、別途費用が加算されることがあります。

また、瓦を一枚づつ固定する「ガイドライン工法」で施工された瓦屋根である場合、簡単に差し替えることが難しくなります。

漆喰詰め直し：税込 88,000円～330,000円

主に棟瓦の接合部に使われている漆喰が経年劣化で剥がれると、雨水の浸入や瓦・棟のズレにつながります。

そのため、劣化した漆喰を取り除いて新しく詰め直すメンテナンスが「漆喰詰め直し」となります。

詰め直しは棟全体を対象とすることが多く、棟の長さや施工範囲により費用は大きく変動します。

棟の取り直し：税込 99,000円～660,000円

棟瓦のズレや崩れが見られる場合は棟全体を一度解体し、内部の土台や漆喰を含めてすべて新しくする「棟の取り直し工事」が必要な場合があります。

構造を一新するため耐久性が大幅に改善され、湿式工法から乾式工法へ変更すれば重量も下げられますので、耐震性アップにも繋がります。

これらの費用は瓦屋根の勾配や形状、面積、足場の有無や条件などによっても変わってきます。

症状が軽いうちに対応すれば費用も抑えられるため、「ちょっと気になるな」と思ったら、早めの点検・相談をおすすめします(^▽^)/

私たち街の屋根やさんでは、無料点検での調査結果を元に現状に合わせた最適な工事内容をご提案いたします。

大切なお住まいを長く守るために、ぜひお気軽にご相談ください。