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コロニアル屋根にカバー工法ではなく葺き替えが必要なケースとは？

　コロニアル（スレート）屋根は多くの住宅に葺かれています。

　しかし、経年劣化や損傷が進むとリフォームが必要となります。

　一般的に、コロニアル屋根のリフォームでは「カバー工法」か「葺き替え」が選択肢となりますが、状態によっては葺き替えが唯一の解決策となる場合がありますので、解説していきたいと思います！

コロニアル屋根に葺き替えが必要なケースとは

カバー工法が行えない状態

　カバー工法（重ね葺き）は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を施工する方法で、工期が短くコストを抑えられるメリットがあります。
　しかし、以下のような状態の屋根ではカバー工法が適用できず、葺き替えが必要となります。

屋根の下地（野地板）が劣化している

　カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根を施工するため、屋根の下地が劣化していると「2重になった屋根の重みに耐えるリスクが大きくなる」などの問題が発生してしまいます。

　そのため、経年劣化や雨漏りの影響で野地板が腐食しているとカバー工法の判断は危険となるため、葺き替え工事で下地を補強、もしくは交換する必要があります。

屋根がすでにカバー工法で施工されている

　カバー工法は1回までが基本です。

　以前にカバー工法が行われている屋根は二重になっており、さらに重ねると建物の耐荷重に影響を与えるため、葺き替えが必要となります。

コロニアル屋根の葺き替え費用

　コロニアル屋根の葺き替え費用は屋根の面積や施工内容によって変動しますが、一般的な相場は税込1,097,800円～2,200,000円となります。

アスベストを含んでいると費用は上がる？

　2006年以前に施工されたコロニアル屋根の中には、アスベスト（石綿）を含むものがあります。
　アスベストが含まれている場合、撤去作業や処分に関する費用が高くなるため注意が必要です。

▼アスベスト含有屋根の撤去費用の目安

通常の撤去費用目安：1㎡あたり3,000円～

アスベスト含有屋根の撤去費用目安：1㎡あたり7,000円～

　私たち街の屋根やさんは、まずは現地調査を行った上で最適な工事を判断・お客様のご要望と合わせてご提案いたします。

　「自宅のコロニアル屋根は葺き替えが必要なのかな？」とお悩みの方は、まずは専門業者の無料点検を利用し、現状をしっかり確認することをおすすめします。