屋根リフォームの方法は様々ですが、その中でも一番規模の大きい施工方法が「葺き替え工事」です。
また、近年では施工コストを抑えられる方法として「カバー工法」も人気で、「屋根葺き替え工事とカバー工法の違い」について悩まれている方もおられるのではないでしょうか(・・?

そこで、この記事では葺き替え工事の特徴やカバー工法との違い、屋根材の種類についてご紹介いたします。

屋根の葺き替え工事とは？

船橋市葛飾町で施工させていただいた、葺き替え工事の様子です。
まず、屋根の「葺き替え」とは古くなった屋根材を撤去し、下地材のメンテナンスを行った上で新しい屋根材を設置する屋根リフォーム方法です。

例えば、屋根の定期的なメンテナンスは屋根の劣化を抑えることには繋がりますが、それでもいつかは寿命を迎えてしまいます。
葺き替え工事は下地から屋根をメンテナンス出来る屋根リフォーム方法であり、そうした寿命を迎えた屋根に最適な施工方法です(^^)/

葺き替え工事のメリット

葺き替え工事のもっとも大きなメリットは、屋根の耐久性を構造部から回復できる事です。

下地材である野地板は屋根の面を構成し、屋根材の固定先としても重要な役割を担います(#^^#)
葺き替え工事は野地板の増し張りや張り替えが出来る事から、屋根を新品同様にすることが可能です！

また、特に瓦屋根の住宅では軽量な金属屋根材に葺き替える事で、屋根の重量を大幅に軽量化する事が出来ます。
屋根リフォームとあわせ、地震対策を行う事が出来る点も葺き替え工事の魅力です！

屋根材の種類と特徴

葺き替え工事の新規屋根材には様々な種類を選ぶことが可能で、それによって特徴も大きく異なります。
以下に、それぞれの特徴をご紹介いたしますでぜひ参考にして見て下さい。

瓦（かわら）

瓦は日本の伝統的な屋根材で、独特な屋根形状によってつくられる美しい景観が魅力です。
耐久性に優れ断熱性や遮音性に優れますが、屋根材の中でも重く耐震性への影響には注意が必要です。

スレート

スレートは、軽量で施工が容易な屋根材として非常に人気の屋根材です。
特に、屋根材自体の価格が安くコストが抑えられる点が評価されています。

ただし、苔が生えやすい・割れが生じやすいなどのデメリットがあるため、定期的な塗装メンテナンスが特に重要となります。

ガルバリウム鋼板屋根材（金属屋根）

ガルバリウム鋼板は数ある屋根材の中で最も軽く、耐久性にも優れます。
また、金属屋根と言えば「工場の様な外観になるのでは...」と心配される方も多いですが、近年ではカラーバリエーションも多くデザイン性の高さも魅力です。

ガルバリウム鋼板は錆に非常に強い耐性を備えますが、それでも絶対に錆びないという訳ではありませんのでその点に注意です(>_<)

アスファルトシングル

アスファルトシングルは国内ではほとんど普及していない屋根材である一方、アメリカではもっとも普及している屋根材で長い歴史をもっています。
割れや錆を生じさせる心配が無くデザイン性・加工性にも優れる屋根材ですが、一方で日本国内では対応できる施工業者が少ない点が大きな不安要素となります。

また、強風に弱い特徴を持っている事もデメリットです。

カバー工法との違いとは？

屋根リフォームの方法として、葺き替え工事と迷われる方も多いのが「カバー工法」です。

カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法で、葺き替えに比べて工期が短く、コストも抑えることができます。

ただし、

　・複雑な形状を持つ屋根や瓦屋根
　・野地板など下地材が著しく腐食している屋根
　・耐震性に不安がある屋根

といった屋根への施工は適しておらず、いずれも屋根葺き替え工事が選択肢となります。

屋根葺き替え工事は、カバー工法と比較して工期・施工費用が大きくなるデメリットを持っています(>_<)
しかし、その一方で「施工する屋根を選ばない」という点も大きなメリットであり、カバー工法との大きな違いの一つでもあります。

まとめ

葺き替え工事は、屋根の耐久性を構造部から回復する事が可能です！
寿命を迎えてしまった屋根・著しい雨漏り被害を生じさせてしまった屋根になどに最適なリフォームの方法と言えます。

また、カバー工法と比較して工期・工事費用が大きくなる点がデメリットとなる一方、カバー工法では復旧が難しい屋根のリフォームも可能です。

屋根葺き替え工事をご検討されている方がおられましたら、ぜひ街の屋根やさんにお問合せ下さい。

また、街の屋根やさんではご相談・点検～お見積りまで無料にてご対応させて頂いております。
「屋根カバー工法と葺き替え工事で迷っている...」と言う方も、お気軽にご相談くださいね(^^♪