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漆喰の劣化サインとは？放置するデメリット・漆喰のメンテナンス方法

漆喰は瓦屋根を施工する上で欠かせない存在である一方、他の部材同様に経年によって劣化が進行してしまいます。

この記事では漆喰の劣化サインや放置するデメリット、メンテナンス方法まで詳しくご紹介いたします(^^♪

瓦屋根に欠かせない存在「漆喰」

「漆喰」は、瓦屋根において特に棟瓦の施工に必要となる部材です。

主な役割としては、

　・葺き土を雨風から守り、浸水を防ぐ
　・瓦同士を接着して強度を高める

などが挙げられます！

また、漆喰の「白」は瓦屋根における景観のアクセントとなりますので、美観を向上させる役割を担っているとも言えます(#^^#)

漆喰の劣化サインとは？

八街市富山のお住まいで調査をさせていただいた、ボロボロと崩れている漆喰です(>_<)
和瓦などの耐用年数は50年以上とも言われていますが、漆喰の耐用年数は約20年程度です。

「瓦屋根は丈夫だから...」と油断していると気づかぬうちに漆喰の劣化が進行してしまい、大きな被害につながるリスクとなります。

漆喰の劣化サインとしては、以下の様な症状が挙げられます。

①欠け・ひび割れ

まず、漆喰は劣化が進行する事でひび割れ・欠けを生じさせてしまいます。
見た目では分かりにくいかもしれませんが、屋根の上に白い欠片がポロポロとおているような場合には点検を依頼しましょう。

②剥がれ・落下

劣化が進行するにつれ、漆喰が大きな塊となって剝がれ落ちてしまいます(>_<)
こうした欠片が風によって庭に落ちる事もあり、そこで初めて漆喰の劣化に気付きご相談をいただくケースもあります。

雨水の浸水や土台である葺き土の流出を招いてしまうリスクが高い状態ですので、早期に対応しましょう。

③瓦のズレ・棟瓦の歪み

漆喰は瓦を固定する役割を担っていますが、劣化が進行する事でその固定力も低下してしまいます。
そうした状態は瓦のズレや棟瓦歪みに繋がります(>_<)

また、歪みの大きな棟瓦は最悪の場合、倒壊してしまう可能性も0ではありませんので早急に適切な処置が必要です。

漆喰の劣化を放置するデメリットとは？

前述でも少し触れましたが、漆喰の劣化は様々な悪影響を及ぼします！

　・欠けや割れ、剥離による景観の悪化
　・土台部分への雨水の吸水による雨漏り
　・葺き土の流出や瓦の固定力低下による棟瓦の歪み・倒壊

など、劣化を放置すればするだけそのリスクや被害範囲も大きくなってしまうため、注意しましょう(>_<)

漆喰のメンテナンス方法

劣化の進行具合にもよりますが、漆喰のメンテナンスは「漆喰詰め直し工事」によって行われることが一般的です。

劣化が進行している現在の漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰め直す事で耐久性・機能を回復する事が出来ます(>_<)

一方、既存の漆喰の上に新たな漆喰を施工する「漆喰詰め増し工事」という補修方法もありますが、こちらは耐久性に期待できない工法です。

応急処置的な対応となりますので、採用されるケースは限定的となります！

漆喰の劣化サインとは？まとめ

漆喰は瓦屋根、特に棟瓦の施工において欠かせない存在です！

しかし、劣化が進行する事で甚大な被害を及ぼす可能性もあるため、今回ご紹介した劣化サインを確認したら点検・メンテナンスをご検討されることをおすすめいたします。

街の屋根やさんでは点検・お見積もりの作成まで無料にて対応させていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください(^^)/