　屋根のリフォームを考える際、瓦とガルバリウム鋼板のどちらを選ぶべきか迷う方は多いでしょう。それぞれにメリット・デメリットがあり、住まいの状況や求める性能によって最適な選択肢は異なります。

　ここでは、瓦とガルバリウム鋼板の特徴を比較しながら、どちらが適しているのか判断するためのポイントを解説します！

瓦屋根の特徴

　瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材として古くから使われており、その耐久性の高さが大きな魅力です。

　粘土を高温で焼き固めた日本瓦は、50年以上の耐用年数があり、メンテナンスもほとんど必要ありません。
　また、厚みがあるため断熱性や遮音性にも優れ、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現できます。
　さらに、重量があることで強風や台風に強く、飛ばされにくいというメリットもあります。

　一方で、瓦の重量が大きなデメリットとなることもあります。屋根が重くなると建物全体に負荷がかかり、耐震性に影響を与える可能性があります。
　特に築年数が古い住宅では、構造的に瓦の重さに耐えられない場合もあるため、補強工事が必要になることがあります。
　
　メンテナンスフリーなのは屋根材のみであるという点にも注意が必要です。
　瓦屋根を構成している他の部材…例えば、棟を支え、固定するための銅線や漆喰などは経年で劣化していきます。そのため、漆喰が剥がれたりしていないか、棟が歪んだりしていないか…という定期的な点検や補修が欠かせません。

　また、初期費用が高めであり、施工に時間がかかる点もデメリットと言えるでしょう。

ガルバリウム鋼板の特徴

　ガルバリウム鋼板は、近年リフォームで選ばれることが多い屋根材の一つです。
　金属製でありながら錆びにくく、耐久性が高いことが特徴です。

　特に軽量であるため、建物への負担が少なく、耐震性を向上させることができます。さらに、施工が比較的容易で工期が短く、初期費用も瓦と比べると抑えられるため、コスト面でのメリットも大きいです。

　ただし、ガルバリウム鋼板にはデメリットもあります。
　まず、金属製のため雨音が響きやすく、防音対策をしないと室内で音が気になることがあります。また、断熱性は瓦ほど高くないため、適切な断熱材を施工しないと夏場に屋根裏が高温になりやすくなります。

　加えて、衝撃に弱く、傷がつきやすいという特性もあるため、施工時やメンテナンス時には注意が必要です。

どちらを選ぶべきか？

　瓦とガルバリウム鋼板のどちらが適しているかは、住まいの状況やリフォームの目的によって異なります。

耐久性を重視するなら瓦

　屋根材に関して長期間メンテナンスの手間をかけたくない場合は、耐久性の高い瓦が適しています。
　特に日本瓦は50年以上の寿命があるため、一度施工すれば長期間安心して使うことができます。

断熱性や遮音性を求めるなら瓦

　瓦は厚みがあり、夏場の暑さや雨音を遮る効果が高いため、快適な住環境を求める場合には適しています。
　一方で、ガルバリウム鋼板も断熱材をしっかり施工すれば、一定の断熱・遮音効果を得ることができます。

耐震性を重視するならガルバリウム鋼板

　軽量なガルバリウム鋼板は、屋根の重量を減らして建物の耐震性を向上させる効果があります。
　地震が多い地域に住んでいる場合や、築年数が古い住宅をリフォームする際には、有力な選択肢となるでしょう。

コストを抑えたいならガルバリウム鋼板

　初期費用を抑えたい場合は、施工が容易で工期が短いガルバリウム鋼板の方が適しています。

まとめ

　瓦とガルバリウム鋼板には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。

　長寿命でメンテナンスの少なさを重視するなら瓦、
　軽量で耐震性やコスト面を考慮するならガルバリウム鋼板…が適しています。

　リフォームの目的や住まいの条件に応じて、最適な屋根材を選ぶことが、快適な住環境を実現するための鍵となるでしょう！

　街の屋根やさんでは、瓦屋根やガルバリウム鋼板を使用したリフォーム工事に対応しています。長年使用した屋根は、経年劣化や自然災害の影響でひび割れやズレ、雨漏りなどのトラブルが発生することがあります。こうした問題を解決し、住まいの安全性や快適性を向上させるために、最適な屋根材を提案し、施工を行っています！

　またお客様のご要望や建物の状況に合わせた最適なプランを提案し、丁寧な施工を心がけています。

　点検・お見積りは無料で行っております。
　屋根リフォームをお考えの際は、ぜひ街の屋根やさんにご相談ください！(^^)/
　